『交通事故弁護士特約』
これは、万が一、交通事故を起こして、相手との話し合いがうまくいかないときに弁護士さんにお願いする費用を補償してくれるというもの。
聞いたことはあったけれど、私には必要ないものと思っていた。
保険会社さんも、この特約をつけたほうがいいと提案もこれまでされたことはなかった。
私は私の契約している保険会社さんに聞いてみた。
『今後、交通事故弁護士特約をつけたほうがいいと思われます?』
『どちらとも言えないですね。ぜひに、と言うものでもないと思います。』
え?そうなんですか?
『保険会社によって若干違うと思いますが、この特約、使えないケースのほうが多いんです。』
例えば
*自分に過失がゼロでないと使えない。←そう規定がある保険会社も多いようです。
*相手の保険会社が適切な賠償金額を提案している場合。←これは私の場合。
など。
『●●さんの場合は、相手の保険会社さんが妥当な金額を提案しているので、僕の会社としてはその特約をつけていても、利用は難しいと思います・・・。』
特約をつけていても、権利を行使できないの?
『はい。相手方の保険会社が、納得できない賠償金を提示したときや、相手が保険に入っていなくて、困っているときなどには適用されますが、相手側が妥当な金額を提示しているときは、この特約は使えないことが多いです。』
・・・さすが、損保会社・・・・・・・・・・・。
やはり制約がある^^;
でも、確かに、何もかもホイホイ保障していたら、際限なく保険金を狙ってくるかたもいらっしゃるのかもしれない。
そういえば、ちょっと前、知人が住んでいるマンションで、隣の部屋が火事になって、知人の部屋も被害にあったという話を聞いた。
彼女は火災保険2000万円をかけていた。
彼女の部屋は半焼状態だったけど、とてももう住める状態ではなかった。
でも、保険会社さんは、リフォームしたら住めるとのことで、50万ほどしか保険金は認めなかったそう。
家具とか洋服とかの被害も当然あったけれど、査定はほとんどゼロ(ーー;)
結局、保険会社さんは、徹底的にきれいサッパリ失わないと、契約者が納得できる保障はしてくれないということなのかな~・・・。
中途半端じゃだめなのね。
でも、交通事故なんて、中途半端じゃなければ、死・・・しかないじゃん。
『はい。そうなったらそうなったで、また死亡保険金の査定はさせていただきます。』
対人無制限の自動車保険をかけていても、被害者の年収や年齢などで、人の命を査定される。
それぞれの命はみんなそれぞれ大切なのに。
『でも、感情論を言っていると、いつまでも問題は解決しないですからね。』
私の生活のなかでは、損害保険会社さんは絶対必要ではあるけれど、私にはこの関係の仕事は無理だ~・・・。
学生時代の友人が損保会社に就職したけど、
『ストレスだらけで胃潰瘍になりそう・・・。』
そう言っていた。
・・・気持ちわかる・・・。