また症状が悪化してきて心が折れかけたので、自己啓発もかねて書きます。

 

当初はAGAだと思っていましたが、あまりにも症状がひどいため円形脱毛症の治療に評判がありそうな病院へ通うことに。

初診の時症状を見るため、いきなり髪の毛を抜かれとても嫌だったことを覚えています。それは当然抜ける毛でしたし、怒ることでもないことなのは冷静になればわかるのですが、大学生になっても感情のコントロールができておらず恥ずかしかったです。

初回に迫られたことは、ステロイドを服用するかどうかでした。体育会系のサッカー部である私は、自分の中に休部の選択肢はなかったため、副作用の強いステロイド内服は断り、結局20回頭に注射を打ちました。めっちゃ痛かったです。

 

そこから二週間に一度の局所免疫治療が始まりました。しかしこの治療は髪の毛を抜けることを抑えるのではなく、はやすことを目的としているので相変わらず髪の毛は抜けていきました。

 

自分の中で最もつらかった出来事を話すと、まだ脱毛がギリギリひどくなかったころ、勇気を出して頭に黒いファンデーションをつけて学校へ行きました。その結果知り合いの女子に開口一番、「○○の髪型めっちゃ変!」と言われたことでした。本当に頭が真っ白になったことを鮮明に覚えています。もう消えたくなりましたね。 しかもその子はいわゆる天然キャラなので悪気がないんですよね。そしたらさらにひどいことに周りの女子にも「見てみて!○○の髪型めっちゃ変!」とか言い出すんですよw

本当にいい年した大学生が泣きそうになりましたね。その日は一日耐えて半べそで家に帰りました。それと今一人暮らししてるんですよ、だから想像してみてほしいんですけど、こんなことがあった日に家に帰って一人ってマジできついんですよね。

 

でもこの病気になって唯一よかったと思えたことがありました。それは周りとの関係性がよくなったことだと思います。

家族に頻繁に連絡を取るようになりましたし、親しい友人にカミングアウトしたら、みんな自分のことを気遣いつつ言葉にして「愛してるぞ」って言ってくれたんですよ。本当にいい友人に恵まれたんだと思います。

 

それでも、もしかしたら、それだからこそ、僕はいまだに周りのみんなに今の自分の頭の状態を見せれずにいます。サッカーしていてもずっとスポーツ用のニット帽をかぶっていますし、練習後も以前まではみんなで入っていたシャワーには入れず帰っています。

そんな卑屈な感じになっている自分がとても嫌で、でも怖くてこれを書いている今もみんなの前では常に帽子を着用しています。

 

けれど冬がそろそろ終わり、ニット帽がかぶれない季節になってきました。 普通の帽子ではもう隠せなくなってきた自分の症状に焦りや、今後どうするかの不安が募るばかりです。

 

ウィッグは買いましたが、どうしても以前の自分とは似ても似つかず、抵抗を感じます。エレベーターなど鏡がある場所では自分を見ないようにしています。

 

 

しかも最近また抜けた毛の先が細くなっていて、また悪化しているのかと考えるともう絶望でいっぱいです。

 

本当に毎日が苦しくて、時々本当に良からぬことが頭をよぎってしまうことがありますが、これで人生暗く生きるのはもったいないと心を決めて、絶対に人生成功させてやろうと、本当に頑張っているつもりです。

今はインターンをはじめ、初対面の人の前ではウィッグで過ごしていますが、周りの視線がすごく気になりますし、(ウィッグの特性上)毛量多くない?と指摘されることがありとても心がつらくなります。しかも前述したとおり、これからの季節をどうやって過ごしていくかも考え切れていません。しかしこんなことでくじけるわけにはいかないので頑張ります。 

同じような症状や他の様々なことでつらい気持ちの人も頑張りましょう。 

 

また精神的につらくなったら書き込みます。