アメリカ議会乱入事件に心を痛める。
唯一の救いは、トランプ大統領が「円滑な政権移行に協力する」と語ったこと。
今回の事件はトランプ大統領がトランプ支持者に煽ったことが発端のようだが、翌日、トランプ氏は、「議事堂への凶悪な攻撃や暴力に強い憤りを感じる。違法行為を行った者は代償を支払うことになる」と非難。
「議会へ行こう」と言ったのは事実かもしれないが、「暴力や破壊行為をしろ」とは言っていないとトランプ氏は開き直るつもりなのか。
共和党からもトランプ氏の罷免論が出る状況下ではさすがに暴力や破壊行為を肯定できないだろう。
トランプ氏の口から出た「選挙不正」がアメリカを分断し、内外に様々な波紋を広げた。
2016年の大統領選をめぐってはロシアからの選挙干渉疑惑があり、ロシア疑惑で実刑を受けた2人の元被告を含む15人に対し、トランプ大統領が恩赦を与えたことは不可思議である。
そんなこともあってトランプ氏が「選挙不正」と一方的に訴え続けるのは自分都合だとさえ思えてしまう。
いずれにしても、トランプ氏は大統領にふさわしくないとの思いが強い。
投稿:2021年1月9日(土)

