冬の三分の二が終わる
思えば ただひたすら走ってきた
 
毎日、おまじないのように唱えてた
断酒のカウントも
明日からは 節目ごとにしようと思っている
 
まだ早いかもしれない
それでも、心に決めた事
 
人は、ずっと掴んでいたものを、手放すことは難しい
長ければ、長いほど
 
それはまるで、親しい人と別れるような
悲しみに似た感情も湧いてくる
 
それでも、川のように
次から次へと、人は流れ
雪は溶け 季節は変わる
 
その場所に留まり続けては
淀みになってしまう場所もある
 
流れてみても
いいかもしれない