ラジオ版 学問のススメという番組を聞いています。
ゲストは作家の田口ランディさん。
女性だったのか~~~

フェミニンでユニークなしゃべり方。

アウトサイダー的なものに肩入れしてしまう、とか
何が良くて何が悪いかという正義には興味がない、とか
共感できる事多々有り。


去年バンコクに行った時に、泊まったゲストハウスの本棚に彼女の作品が置いてあって、(『コンセント』という作品。多分前に泊まった客が置いていったんだと思う)
活字に飢えていたのと、色々考えさせられる惹きつけられる作品であったこともあり、こっそりシンガポールに持ち帰ってきてしまいました。
(ちなみにこれをマドリッドのホステルに置いて来ました。what a traveling bookです。)

ラジオのインタビューの中で、彼女は実際に自分が体験した事をベースに本を書くと言っていたけど、この『コンセント』という作品も、実際に自殺した兄の腐乱死体を見たことからこの本を書き始めたらしい。

そしてそういうショッキングな事があると、人間は急に創作活動に走るようになったりするらしい。

しかしこの作品、性的描写が多かったりラストがかなり醜悪だったりして、
そこもノンフィクションだったらすごい告白だなあと思ってしまいました。


新作の『ゾーンにて』、早く読んでみたいです。
福島第一原発から半径20キロ圏内、人が立ち入る事ができない”ゾーン”に潜むものたち。




ゾーンにて/田口 ランディ

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