(この記事のサマリー)
2021年12月31日、シンガポール航空さんからマイル明細的なメールが届きました。それによると、、、皮算用の年間32万マイルを超える、年間35万マイル貯めることができました!!!(パチパチパチ~)。ちなみに、飛行機は1回も乗っておりません、、、ちなみに、シンガポールは2回ワクチンを打っていれば、2022年4月1日から、入国前後のコロナ検査や隔離が不要になったので、早速、マイルを使って旅行の予約を開始したところです♪(昨今の原油価格高騰・円安により、日系エアラインだと、日本シンガポール往復で燃油サーチャージだけで5万円以上かかりますが、シンガポールエアラインだと燃油サーチャージがかからないのでお得です♪)
<皮算用>
1)カード利用で貯める
いろいろなクレジットカードを調べた結果、標準的(って何?)な駐在員には、以下の組み合わせが最適であると信じるに至りました。年間利用額60,000ドルに対し、187,600マイルを期待できます。どのカードをどの出費に使うかは、後述します。
*②KrisFlyer Cardは、毎年の更新時に10,000マイルが自動付与されますので、加算しています。尚、③UOB PRIVI Amex CardもAmexブランドなら、年間50,000ドル使うと、20,000マイルもらえますが、こちらは少しハードルが高いと思い、加算しておりません。
★カードの使い分け・留意点
上記をまとめますと、まず、①Visa Signature Cardを、PayWaveが使える店で、2,000ドル/請求締め(12日前後)まで使いましょう(くれぐれも、1,000ドルのminimum Spendはクリアしましょう)。次に、SQ・SilkAir・Scoot、外食、Food Dlivery、タクシー、MRTは②KrisFlyer Cardを使います。残りは、③PRVI Amexを使うというのが基本ルールです。駐在員家庭で利用が多いであろう分野で、効率的にマイルを貯めれる組み合わせだと思います。また、3枚のカードが、VISA、Master、Amexの3ブランドに分散しているのも、ちょっとした利点です。
(※1)③UOB PRVI Amex Cardはすべての利用が1.4マイル/ドル以上であることが利点です。還元率だけで言えば、Bank of Chinaに1.5マイル/ドルのカードがありますが、0.1マイル/ドルの差ですし、カード会社が分散すると、ポイントが分散するデメリットがありますので、③UOB PRVI Amex Cardをオススメします。一方、②KrisFlyer Cardでも1.2マイル/ドルを得られますので、③の年間256ドルの年会費やカード枚数が増えるのが嫌な方は、③を持たない手もありますが、筆者は、以下(※2)のタクシー特典(45ドル×8回=360ドル)だけでも年会費の元が取れると思っており、③UOB PRVI Amex Cardを持つ価値は十分あると思っています。
(※2)③UOB PRVI Cardは、VISA, Master, Amexから選べますが、Amexが良いです。Amexには、四半期に2回(最大で年8回)、チャンギ空港への送迎タクシーが付いてきます。提携タクシー会社に電話をすると、広々としたアルファードが迎えに来てくれ、豪華な気分です。一旦、利用料金45ドル/回を立替えますが、次の四半期の明細にキャッシュバックされます。キャッシュバックは、タクシー申込日(タクシー乗車日基準ではありません)と同じ四半期に海外での利用が1,000ドル以上あることが条件です。海外での利用は、現地でカードを提示して利用したものに限られ、Online決済(海外航空会社へのOnline支払いや、Expedia、海外通販など)は含まれません。
2)預金で貯める
UOB銀行でKrisFlyer UOB Depositアカウント(※1)を作ると、毎月口座残高5%分のマイルがもらえます。例えば、50,000ドルを預金しておくと、50,000ドル×5%=月間2,500マイル×12か月=年間30,000マイルもらえます。
但し、マイルをもらうには、Credit Card(※2)の利用が必要です。具体的には「Credit Card利用額の5倍(※3)」又は「残高の5%」のいずれか低い方、がもらえるマイルになります。今回の例の場合、Credit Cardを月間500ドル利用すれば、500ドル×5倍=2,500マイルとなり、預金残高5%分(2,500マイル)が満額もらえる計算です。口座残高は、毎日の平均残高が採用されます。例月、第4営業日までには、前月分のマイルが、シンガポール航空のマイルに反映されており、スピーディな印象です。
(※1)いわゆる普通口座で、KrisFlyerと提携した預金口座。金利利息も年率0.04%ですが付きます。
(※2)②Kris Flyer Cardと③PRVI Miles Cardの利用額が計算対象。①VISA Signature Cardは対象ではありません。請求締め(12日前後)ではなく、毎月1日〜月末迄の利用料金で計算されます。
(※3)2,000ドル以上の給与振り込みがあれば6倍になります。
マイルを貯めるには、1)、2)が王道ですが、他にも、GrabポイントをKrisFlyerマイルに交換したり、Chope(レストラン予約)のポイントをKrisFlyerマイルに交換するなど、全てをマイルに寄せると、年間数千マイルは貯まるかと思います。また、KrisFlyer Spreeのように当該サイトを経由して、通販サイトを利用するとマイルが貯まるサイトもあります。
4)家賃で貯める(2020年7月追記)
Fintechとは素晴らしいものです。シンガポールのスタートアップCardUpと言う会社のサービスを使うと、家賃の支払いでマイルが貯まる時代になりました。具体的には、利用者がCardUpにクレジットカードで家賃を支払う(但し、2.25%~2.6%の手数料がかかります)と、CardUpが家主に家賃を振り込んでくれる、と言うもので、正直Fintechと呼べるほどの仕組みではありません(笑。
例えば、毎月5,000ドルの家賃を、上述の ③UOB PRVI Miles Amex Card で支払ってみましょう。Amexの手数料は2.6%なので、130ドルの手数料がかかる為、毎月5,130ドルがCardに課金されます。年間にすると、支払い総額5,130×12か月=61,560ドル。マイルは、61,560×1.4マイル=86,184マイルとなります。さらに、③UOB PRVI Miles Amex Card は、年間支払額が50,000ドルを超えると、毎年20,000マイルのボーナスが付きますので、86,184+20,000=年間106,184マイル獲得できます。さらに、クレジットカード利用により、現金の支払いが1か月ほど遅れる為、その分、KrisFlyer UOB Depositアカウントに、家賃相当額(この例では5,000ドル)を預金できますので、2)預金で貯めるの通り、60%相当のマイル(=年間3,000マイル)を受け取れますので、合計すると、年間109,184マイルが獲得できる計算となります。
一方で、手数料総額は130ドル×12か月=1,560ドルとなります。マイル価値は路線・座席クラスによって変わりますが、前述のバリ・ビジネスクラスですと、38,000マイルで1,200ドル換算ですから、109,184マイルで1,560ドル換算なら、全然、元が取れることがお分かり頂けるかと思います(但し、エコノミークラス利用ですと換算率が1/3くらいになりますので、むしろ航空券を現金で購入した方がお得なケースもでてきます)。即ち、家賃など、従来Cardで支払えなかったり、GIROで引き落とし等であった教育費支払い等をCardUpに変更すると、結構なマイルが貯まるのではないかと思います。
最後に宣伝になりますが、CardUp登録の際は、私のRefferal Code(KAZUYUKIY814)を入力いただくと、申込者及び私の両方に20ドルが頂けるそうなので、是非ご利用下さい。
まとめ
上記を合計すると、1)クレジットカードで18万マイル、2)預金で3万マイル、3)他サービス を合算すると、年間21万マイル。さらに4)家賃の11万マイルを合算すると年間32万マイルほど貯まる計算になります。これらに出張等でのマイルを加算して、毎年の家族旅行を充実させて頂ければ幸いです。日本・シンガポール往復ファーストクラスは14万マイルなので、夫婦28万マイルで毎年ファーストクラスで一時帰国だなんて、駐妻の機嫌も最高潮になっちゃうんじゃないでしょうか。マイルって本当にすごいですね。それでは、みなさん、ご機嫌よう。さよなら、さよなら(淀川長治風)。