私の人生の野心は、全員が馬鹿だと言い残し、誰も否定できない真実を突きつけて、誰も知らない孤島に逃げ、引きこもり続ける事でした。
しかし、永遠の砂漠のような人生で、誰かに手を差し伸べるというようなことを拒否することも難しい。
アメリカンビューティという映画がある。
高齢者の愛欲の不叶いと、その解放からくる顛末を描いたコメディーだ。
佐野元春には
「いつも求めているものが手に入らない」
という歌がある。世の中全ての人間にとって、本当に大事なものは命ではない。
否定されると一番苦しいのが己の正義。
オチは特にない。おしまい。