不健康な生活 | サービスの良いお店のつくりかた

不健康な生活

●不健康な生活

の昔の生活パターン。

出勤は、昼も近い11:00にお店へ。
帰る時間が、終電が終わっていることが殆どなので、
雨の日以外は自転車でお店まで。

大体片道自転車で25分ぐらいの距離。
一汗かいて、職場に。

ランチ前の全体ミーティングの後、
一日あたり、おおよそ270食ほどが平均のランチをこなす。

ちなみに、僕がいた頃の、その店のランチ数のレコードは、
356食。

一食あたり、乾麺の状態で100グラムだったので、
ディチェコのパスタ、一袋500グラムの物を、
ランチだけで合計、71.2袋開けたことになる。

$トップと飲食店の現場を繋ぐ、クラッチ板コンサルタント!!-De Cecco


それを、ホール11人、キッチン7人で回す。

アイドルタイムは、店長としての諸業務。
そして、ディナーを迎える。

店内約220席の大きなハコだったので、
当時レセプションにいた僕は、ご案内もしながら、
ひたすら歩き回っていた。

一日あたりの歩く距離は、10キロは平気で超える。
土日祝の、アイドルタイムも働きづめな時は、
20キロぐらい歩くこともあった。

動いた分、当然お腹が減る。



毎日それだけ歩き回る訳だから、当然お腹はペコペコ。
夜終わってからの食事は楽しみだった。

大体、帰ると深夜1時ぐらい。
スタッフと夜でもやっているお店へ食べに行くか、
コンビニで弁当とカップラーメンを買って、
ビールとともに家でガッツリ食べる。
疲れた身体に染み渡る、ビール。

そこから、しばしのプライベートの時間。
テレビ点けながら、音楽流して・・・
電気は煌煌とついたまま、お腹が一杯になった僕は、
そのままベッドで寝てしまう。

そして、翌朝を迎える。

ぼーっとしたアタマを醒ますべくシャワーを浴びて、また自転車で出勤。


という、繰り返しだったのですが、
これ、実は本当に良くない、生活サイクル。

飲食の人に多いのですが、仕事が終わるのが深夜。
終わってから食事をして眠ると、胃袋が消化の為に、
ずっと働いている状態になります。

要は、消化の為に身体が眠っていないので、
翌朝起きても、どうにも身体がだるい。

これが、慢性的になって、遂にはお昼間まで眠たくなってしまう。


そして、寝る時も。
電気を煌煌と点けたままだと、目をつぶっていても、
明る過ぎて、アタマがしっかり眠る事が出来ない。
また、音楽かけながらも、耳が休まらない。

要は、音楽をかけながら電気を点けたまま寝ると、
脳が寝てくれない


こんな生活を続けると、どうなるか。


僕は、とにかくイライラし易かった

お昼間は、特に食事した後は、なかなか集中出来ずに、
ぼーっとして、眠たかった。
実は、どうしても修まらない時は、休憩時間に眠っていた。


その何故だか分からないけどイライラする感情は、
矛先がお客様に向かうことは絶対にない分、
捌け口を求める感情は、ヒドいことにスタッフへ向けられることになる。

なんでこう出来ないの!?

なんだよ、これぐらいもできないのかよ!!

思うだけではない、口にして怒ることもあった。


その餌食になった当時のスタッフには、
本当に申し訳ないと思っている。

僕が自己管理をしっかりと出来ていれば、
もっと良いチームになれた筈だし、
もっと良い笑顔をお客様に届けられた筈だから。


良いサービスをしようと思ったら、実は、
一番最初にすべきは間違いなく、

自己管理だ。

飲食に携わる人は特に意識して行わなければならない筈なのに、
実は一番出来ていないのではないだろうか。

そもそも、自己管理のやり方そのものを、きっと知らない人が多いと思う。
この身体のメカニズムを、教えてくれる人がいたら、
どんなに嬉しかっただろうか。と、いつも思う。


同じ様なサイクルを日々送っている飲食業の皆さんがいらっしゃれば、
すぐにも食生活と、睡眠の状態を改められることをおススメします。

気合いで何とかなるのは自分だけで、
周りにいる人にとばっちりが出ますよ。って僕が昔を振り返って、
とーっても反省していることなんですけどね。。。σ(^_^;)


自己管理、出来ていますか?
先ずは、寝る時の状態と、食事に気を配りましょう。

感動サービスで愛される接客を!

サービス・ディレクター
海老原史隆