先日、宮城県の南三陸町へボランティア活動へ行って来ました。
感じたことはたくさんあり過ぎて、とてもうまくまとめられません。
ただ、生きていくことはとても尊いことだと思いました。
現地での活動は、一緒に行った人達と何グループかにわかれ、
私は200人分の炊き出しを5回提供しました。
電気は現地へ行く前日にやっと通電していたのですが、
水はまだ復旧しておらず、
岩手県にある宿舎からタンクへ汲んだ水を持ち込んで
調理、後片付けをしました。
水が出ないとわかっているのに何度も蛇口をひねってしまいました。
また、フライパンがないのと、200人分の料理を『焼く』ということは
家庭用のガスコンロではできないので『煮る』ことしかできませんでした。
カレーやけんちんうどんを作りましたが、
まず材料ごとに湯通しし、最終的に一つの鍋に食材を入れて味付けをするという
『普通の作り方』ではない作り方をしました。
どんなに美味しいものを作ったとしても、
食中毒が出てしまったら大変なことになるので、
常に手をアルコールで消毒していたら手がものすごく荒れました。
また、急きょ炊き出し担当になったので、
三角巾を持っておらず、タオルを頭に巻き、
調理室が汚れないように野菜についた泥を外でタワシで落とすなど、
普段の自分とは別人の生活をしました。
自分にもこういうことってできるんだ、と思いました。
初日はあらゆる勝手がわからず、ものすごく戸惑いましたが、
宿舎へ戻って夜、同じグループの人たちとミーティングし、
次の日からの活動へ活かそうとみんなが協力しました。
水を節水すればその分避難所へ提供できるので
節水も心がけました。
湯通しに使ったお湯で手を洗ったり、鍋の汚れをあらかた落とすなど工夫しました。
4泊5日だけの活動の中で、できたことはものすごく小さなことで、
『ボランティア活動』なんてたいそうなことを言いましたが、
実際は自分の方が強い力をもらって帰って来てしまいました。
避難所の方達と接することはあまりなかったのですが、
みなさん大変な状況の中、とても優しくて、その優しさに涙が出そうでした。
私たちが帰った後は、職場の別のグループが来るのですが、
永遠にそれを続けることはできなくて、
そのあとは炊き出しをするボランティア団体は来ないそうで
これからご飯はどうするのかととても気になります。
東京へ戻ってくるときは後ろ髪を引かれる思いでしたが、
でも、今できることを、自分の本来の仕事と生活をやっていこうと思いました。
継続した募金ももちろんのこと。
今回、複雑な気持ちにもなりましたが、
人は『一人では生きていない』ことをあらためて感じました。
私も人のために何かできる人間であろうと思いました。
とてもちいさなことかもしれないけれど。
また、このような大変な状況の中で、人の優しさも感じました。
被害の大きかった土地から離れたところでたまたま出会った人に、
ボランティア活動をしていることに対して涙ながらに感謝の言葉を言われ、
道端で泣いてしまいました。
でも、泣いてる場合じゃない、これからを精一杯
がんばります。