父を看取ってからちょうど2年たちました。
早く感じます。
あの日、二年前の7月3日の朝のことは、本当に昨日のことのように蘇ります。
そして後悔の念に襲われるのです。



 
その日は、市民病院から療養型の病院に転院する日でした。
朝9時に市民病院に行って、介護タクシーで次の入院先に一緒に行く予定でした。
市民病院はコロナ禍でも、数分の面会を許してくれていましたが、療養型病院に入院してしまったら、もう会えなくなることはわかっていました。
療養型に行かせたくない、でも自宅に帰っても私の力では何もできない、仕事辞めないといけない…人生で一番のジレンマに陥ってました。
転院の準備が進まず。前の日はほとんど眠れずに過ごしていました。
朝6時前に市民病院から電話があり、呼吸の状態がよくないので少し早めに来てくださいと言われました。
お父さんが転院を嫌がっていたんだと思いますえーん
7時過ぎに病院に行き、呼吸をやめてしまうまでずっと手を繋いでいました。
骨髄異形成症候群だった父の手は数日前から冷たくて、か細い呼吸でした。
今思えば、しっかり手を繋いでお別れできたことが私の唯一の救いになっています愛飛び出すハート
「お父さん、かっこよかったよ」
本当にかっこいい父です。自慢の父、大好きです。
あの時に、自分の都合で療養型に転院なんて言わず、まっすぐに家に連れて帰る選択ができていたら…。今の後悔はなくなっていたのでしょうか。
 
涙はいつまでもこぼれます泣
 
昨日は父が大好きだった、コメダ珈琲店のシロノワールを食べました。
さっき食べたものを忘れても、テレビでシロノワールを見ると
「これあそこで食べたなぁ。うまいんだよな~」って笑顔でした。
何度でも食べさせてあげたかった、伊豆に一件でもコメダ珈琲店があれば。



娘が、シロノワールを食べて「じいちゃんが大好きな味がする」笑と言い
私はコメダ珈琲店で泣いていました泣泣泣