

ブログネタ:
夏に読みたい小説は?
参加中
ジェニーさんがあげてた「夏と花火と私の死体」、
私も大好きです

乙一くん、大好きなので。
乙一くんの「ZOO」も夏向きかな?
乙一くん作品は、切ない話も好きだけど、
背筋がぞわっとする話も大好きです。
ですが、今回は乙一くん作品じゃなくて、
瀬川ことび著の短編小説、
「ラベンダーサマー」をあげたいと思います。
乙一くんめあてで読んだ
ホラーアンソロジー「悪夢制御装置」(角川スニーカー文庫)に
収録されていたのですが、
このアンソロジーの中で一番好きな作品です

以下、あらすじ。
とある高原に、映画の撮影にきた高校生男子3人。
女優に逃げられて困っていた時、地元の美少女に出会います。
清楚な美少女は、映画のイメージにぴったり。
さっそく頼み込んで撮影し、
夜、録画テープを再生してびっくり。
モニターに映っていたのは、ゾンビのように腐敗した少女だったのです。
モニターを通さなければ、清楚な美少女。
男優の少年は怯えながらも、撮影はそのまま続行。
全ての撮影が終わり、帰る少年達。
監督とカメラマンがラストのシーンにナレーションをつけます。
初めて重ね合った唇はぞっとするほど冷たかった。
真実は、彼女とキスをした少年だけが知っているのです。
最後はネタバレになっちゃうので伏せました。
ここが本当に好きで!!
すっごいドキドキしながら読んでいて、
最後にうわぁぁぁぁ!とくらって、
このお話、大好き!とのたうち回ったのでした。
こういうホラーもあるんだって、目から鱗。
胸にきゅぅぅぅぅぅぅんと甘酸っぱさが残るのにホラー。
少年少女の一夏の恋が、おぞましくも甘酸っぱく描かれていて、
もう、ほんと凄いです。
これを手元に置いときたくて、
最初は図書館で借りたのに、結局買っちゃいました。
ちなみに、他の収録作品も大変高レベル。
篠田真由美著の「ふたり遊び」も、背筋のぞっとする感じがたまらないです。
姉弟萌えの方は是非(笑)
ラストはたまらない気分になります。
岡本賢一著の「闇の羽音」は、
巨大な蜂っぽいモンスターのお話で、
想像するだけですごい怖くて、読むのが凄い大変だったんですが、
ラストはちょっと、ぐっときます。
母は強し。
でもって、乙一くんの「階段」は、一番後味の悪いお話(笑)
しなの的後味悪い乙一のお話ランキング、1位かも

緊張感がものすごくて、読むのが大変。
あんまり読み返したくないんだ、これ

ラベンダーサマーは何度でも読み返すのに。
てなわけで、夏にオススメの1冊でした。