ピアスを開ければ強くなれると思っていた。
私はずっと、ピアスに強い憧れがあった。開いてないのにピアスを買っていたし、高校はピアスOKのところを選んだ。
高校入学。ようやく開けられると思ったら、校則で禁止だった。リサーチ不足を実感した。いや校則ゆるいって言ってたやん。なんやねん。誰もピアスしとらんし。しばらく我慢していたが、クラスの子がピアスを開けたという情報を耳にし、もう開けずにはいられなかった。
親にも言わずに開けた。全然痛くなかった。とても嬉しかった。可愛かった。強くなれた気がした。そのときの私は無敵だった。なんでもできる気がした。耳たぶが光るたび、自信が持てた。
、、、でも、人生は特に変わらなかった。ただ、耳に穴が空いているだけ。ピアスに希望を持ちすぎていた、開けてみたら、全然大したことなかった。
まあ、後悔はしていないが。なんなら2箇所目も開けようとしているが。またきっと、開けても何も変わらないのに、軟骨に開けたら強くなれるんじゃないか、と、心の奥で思っている。
私は、ピアスは大きな役割を背負っていると勘違いしていた。小さな小さな、どうでもいいただの穴に過ぎないのであった。
p.s. 親には怒られなかった。セーフ。