世界で一番美味しいショートケーキに出逢える街 自由が丘へ | グレイスフルスイーツ「美しく美味しく優美な食後感がコンセプトの新しいお菓子」

世界で一番美味しいショートケーキに出逢える街 自由が丘へ

みんなから愛されるケーキの代表といえば、ショートケーキ。

僕も小さい頃からショートケーキが大好きでした。

なにせ、苺がメインのケーキですから。

僕らが一般的に食べているいわゆる

ショートケーキは日本オリジナルのケーキでもあります。

よくよく思えば、とても禅的なシンプルな洗練されたケーキです。

焼いただけのスポンジ、泡立てたクリーム、そしてフレッシュな苺

つまり騙しがききません。

原材料の良さがそのままケーキの質にもなるし

その店のショートケーキを食べれば、なんとなくその店の格も技術も美味しさも

シェフのこだわりも見えてくるのがショートケーキだと思うのです。

だから、僕にとって”美味しい”ショートケーキとは、そうそう巡り合えるものではなく

ちなみに今までで一番美味しいなと感動させてくれたショートケーキは

モンサンクレールさんの辻口シェフのセゾンガトーです。

自由が丘でこうして仕事をすることなんて夢に思っていなかって 東京に出てきた頃

世界一のパティシエのレシピとはすごいなぁと純粋に思ったのが今でも鮮明に憶えています。

そのときからもう何かがつながっていたのかもしれません。

マクロビオティックのスイーツで、結局最高難易度になるのが、ショートケーキ。

① 卵無しのスポンジで人を感動させるスポンジが焼けるのか

② 生クリームがないお菓子の世界で、感動するクリームそのものをどう創造するのか。

③ オーガニックで安定供給できるカタチも美しい苺がまだほとんどないこと

グレイスフルスイーツの技術が進めば、ショートケーキがおいしくなっていく。

どこまでショートケーキを美味しくできるのかが、僕のお菓子の人生のテーマになっています。

これから僕らの世代から生まれてくる子供の何割かが、

”アレルギー”というメッセージをもって生まれてきます。

これはすべてのお菓子屋さんにとって20年後避けることのできないテーマになってくると思います。

今はベビーカーに乗っている小さな赤ちゃんたちが、大人になり、家族をもつようになる頃には

日本のお菓子屋さんの多くに独立した部門としてアレルギー対応がごくごく当たり前の

ように必要になったときに、僕らが今から20年開発を続けてた先の技術が本当の意味で

世の中に役に立つのではないかと思っています。


このごろふと思うのは

日本以外ではショートケーキそのものがないので、つまるところ世界一美味しい

個人的なショートケーキは自現在、由が丘にあるわけで

卵、乳製品、ナッツ、小麦、の4つを一切使っていない(大豆は使用してますけど)

モンサンクレールさんの美味しいショートケーキが食べられない方が食べられる

グレイスフルなショートケーキを僕が創ることができたら

自由が丘に動物性と植物性の2つの世界一美味しいショートケーキが生まれる事になったら素敵だなと。

自由が丘に足を運べば、誰でもみんなが大好きなショートケーキを一緒に食べられる。

アレルギーがあってもなくても、

誰もが自由が丘にさえ足を運べれば、世界最高のショートケーキに出逢える。

自由が丘は日本のお菓子の聖地だけど、50年後、世界のお菓子の聖地となっているように

そんな未来を僕に思い描かせてくれたのは

モンサンクレールさんのお菓子袋を手にぶらさげて、

パティスリー シンプルモダンマクロビオティックに来てくださる、お菓子を愛するお客様でした。

”和を以て世界を制す” というコンセプトをもつ世界一の自由ヶ丘のパティシエは

不思議な縁で自由ヶ丘で、お菓子づくりの経験も全くないまま導かれるようにお菓子をつくる

ようになった僕にとってとても明確なロールモデルでもあり

マクロビオティック ベジタリアン、ヴィーガン、アレルギー。

マクロビオティックとヴィーガンも詳しく見れば違うし、アレルギー対応専門でもないし

でも、それらの多くに対応できるという概念として”グレイスフル スイーツ”という名で

西洋菓子と比べれば、小指の先ほどの小さな超ニッチな世界で、

世界一と呼ばれるくらいのイノベーションを起こせたら、社会が今より少しだけ優しくなれる

気がしています。



2009年 オープン時にはショートケーキはなくて

2009年 クリスマスにトーフのクリームの初代フリーダムができて

2010年 ソイカッテージチーズベースの フリーダムウィングができて

2011年にはスポンジのリファリーヌ化で、ナッツと小麦もフリーにすることで

乳製品、卵、ナッツ、小麦を

フリーダムと もう1つ”リバティ”というショートケーキの2種類を

みなさんにお届けできたら嬉しいです。

10年後にはどこまで美味しくできるのだろう。

自分の頭の中にだけある、人類の誰も食べたこともない

究極の理想のショートケーキに僕はどこまで近づけるんだろう

グレイスフルスイーツの目的は、ショートケーキを進化させること

自由が丘が、多くの人々にとって世界一のショートケーキに出逢える街になるように

スクールで、お店で、パティスリー シンプル モダンマクロビオティックをオープン以来

させてくださっている全ての人々に感謝を込めて これからも

僕らができる最も大きな社会貢献である、成長途中のグレイスフルスイーツを

今日より明日、明日よりあさって、少しでも日々美味しくできるように努力していきたいと思います