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 9月19~21日に、プロ野球セ・リーグの首位阪神と2位巨人による3連戦が組まれた。阪神と最大13あったゲーム差を3まで縮めていた巨人が3連勝し、球史に残る大逆転劇を完結させようとした天王山対決も、“注目度”で一人の男に劣った。その男とは、引退危機にあった大相撲の横綱朝青龍である。

 ビデオリサーチ調べの関東地区世帯視聴率によると、3連戦の平均視聴率は19日が13.1%、20日が12.0%、21日が13.2%だった。一方、大相撲秋場所の視聴率は6日目(19日)が13.8%、7日目(20日)が14.2%、中日(21日)が16.9%。時間帯が異なるため単純比較はできないものの、3日間ともより多くの視線が朝青龍の出場する土俵に集まっていた。

 相撲界の枠にとどまらずスポーツ界全体を見回しても、朝青龍の存在感は際立っている。昨年には“仮病サッカー疑惑”が騒がれ2場所出場停止、復帰場所となった今年初場所の千秋楽横綱相星決戦、3場所連続休場による引退危機。週刊誌による八百長報道では、首謀者扱いされた。これだけ長期にわたってスポーツ紙の1面を飾り、テレビのワイドショーをにぎわすことができるスポーツ選手は、朝青龍以外には考えにくい。

 土俵内外でみせる横綱としての品格に欠ける振る舞いはファンをあきれさせ、角界関係者を悩ませ続けている。しかし、ある親方は「朝青龍は大相撲のよき伝統を破壊し続ける問題児だが、日本相撲協会がファンに提供している最高の商品であるのもまた事実だろう」と苦しい胸中を明かす。

 現在行われている冬巡業でももちろん主役である。取り囲むファンの数は、同じ横綱の白鵬や新大関の安馬改め日馬富士と比べものにならないほど多い。勧進元側も「朝青龍の出場が決まってからチケットの問い合わせが増えました。実際、ファンは朝青龍を見ることができて喜んでいます」と笑いが止まらない。

 金看板が復帰場所で進退をかけると明言しているいま、協会は深刻な危機に直面しているといえる。復帰場所が熱気に包まれるのは確実だ。しかし、もし朝青龍がこのまま引退に追い込まれるようだと、協会は「最高の商品」を失ってファン離れに拍車がかかる恐れもある。

 ただでさえ協会は、裁判で争われている八百長疑惑や時津風部屋で起きた新弟子に対する傷害致死事件、大麻吸引によるロシア人力士の解雇といった不祥事で、多くのファンに愛想を尽かされようとしている。朝青龍が全休した九州場所の不入りは、朝青龍引退後の相撲界を暗示しているようにもみえる。

 実力では既に朝青龍を凌駕している白鵬だが、現時点の存在感では朝青龍に遠く及ばない。稀勢の里や琴奨菊、豊ノ島、豪栄道といった期待の若手日本人力士も伸び悩んでいて、人気回復の起爆剤として多くは期待できない。決して遠くはない問題児横綱の引退によって、協会が重大な転機を迎えることだけは間違いない。(奥山次郎)

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 登板機会を求め巨人に自由契約を申し出、承諾された門倉健投手(35)のもとに、日、米、韓各国プロ野球複数チームから獲得打診があったことが13日、分かった。埼玉・飯能市で行われた少年野球教室に出席した門倉自身が「オファーはいくつか来ている」と明かした。獲得意思を示す球団の中には、韓国プロ野球の強豪・SKワイバーンズも含まれている。国内外問わず移籍先を模索する右腕をめぐっての争奪戦がスタートした。
 プロ4球団を渡り歩いてきたベテランは、来季36歳で移籍先を模索する不安な立場にもたくましかった。少年たちに普段と変わらぬ明るさで接し、現状と心境を語った。「オファーはいくつか来ている。日本、韓国、アメリカからです。(去就の)方向性を出すにはもう少し時間がかかる。オファーをいただいている所に迷惑を掛けられませんので」。現時点で代理人を介しての交渉は考えていないという。「必要になれば考えます」とまずは静かに動向を見守る構えを示した。
 「けっこうある」という移籍候補の中には、2年連続でアジアシリーズに出場した韓国プロ野球の強豪、SKが含まれている。
 中日、西武の日本一チーム相手に紙一重の勝負をし、急激に実力をつけた。日本通算13年で76勝を挙げた実績に興味を示した。交渉日程など、現時点で移籍へ向けた具体的な進展はない。ただ「条件も大切だが、とにかく野球がしたい気持ちが一番強い。韓国であろうが米国であろうが」と話し、出場機会を最優先に門戸を広くして辛抱強く待つ。「家族も自分の選択についてきてくれるという。苦労かけるかもしれないが、ありがたい」と環境面での支障はない。
 来季推定3500万円プラス出来高の条件提示を断り、「1球でも多く投げられる球団」を求め自由契約を願い出た。出場機会、条件に加えて「変な契約で巨人に失礼、迷惑が掛からないように」と、慎重に新天地を探す。
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 プロ野球現役選手によるシンポジウム「夢の向こうに」が佐賀・鳥栖市で開催され、ソフトバンクからは小久保と高谷、高橋秀、松田がパネリストを務めた。参加者は同県内の39校1177人の高校球児と監督、コーチ。選手たちが投球、打撃、守備、走塁と部門ごとに指導を行った。高橋秀は自分がスランプを脱出した経験談から体幹強化と回転軸の重要性を説明。「こういう交流ができて勉強になった。(自分の)再確認にもなった」と収穫があったようす。ほかに広島緒方、末永、斉藤がパネリストを務めた。
 このもようはKBC九州朝日放送で25日午前10時55分から放送される。
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