私は今年30歳になる。
ついにだ、ついに。
どちらかと言うと、さっさと早く30歳になりたかった。
年齢を聞かれて、29歳と答えるのが嫌だった。
なんだか、20代にしがみついてる感じがして。
だから、誕生日がまだ来ていなくても、私はもう30歳と答える。
オンナにとって、30歳は
昔から漠然と
なにかのボーダーラインな気がしてた。
だけど、私は結婚もしているし
出産も経験済みのため
ソコ、に関しての焦りみたいなものはないけど
周りの独身友達には、結婚というより出産に対しての30歳ボーダーライン論が出てきたりもしてる。
ある友達は、結婚にも出産にも元々興味がなくて
同棲するときに彼から結婚しようと言われても、無理!と言い張るほどだった。
そんな彼女も今年30歳。
焦りなんてないものだと思って、久々に話していたら、
「結婚も出産もまだいい!全然いい!って思ってる自分に自分で、ホントにあたしこのままでいいのか!?って焦ってる」
と言っていた。
今でも結婚したいわけでも、子供がほしいわけでもないけど
それで、いいのか問題。
そんな彼女と私は
10代後半から20代前半、共にクラブ活動に明け暮れた
元ビッチ友達だ。
思いっきり遊んで、遊んで遊んで
遊ぶのに飽きて
真面目な恋愛でもしてみよーと思った私たち。
そして、私はそう思って恋愛した人と結婚。
彼女は誰かと付き合って別れて仕事に明け暮れ、また誰かと付き合って同棲。
夜遊びもしなくなり、極普通の
ビッチとはかけ離れた生活を
ここ5.6年過ごした。
私に関しては
出産と共に、自分は男なんじゃないかと疑ったほどの性欲も分娩室に置いてきた感覚。
性欲もない、オンナとして磨く時間もなく
なんなら、オンナとしての感覚すら忘れて
家事に育児に仕事に追われて
産後の体重こそ戻っても
使用済み感の否めない、お腹に胸にお尻。
新たに買う下着は、機能性重視。
服も好きなものというよりは、安いもの。
化粧もナチュラルよりになって、ボディークリームを塗りたぐってた頃の自分の時間なんてのも、なくて。
ムダ毛の処理すら、甘い。
そんな、脱オンナ生活を4年。
元ビッチだった私を知る友達から言わせると、私の中のオンナは死んでいた。
何故なら、私は自分をちゃんと
元ビッチだとわかってる。
わかってるからこそ、私の中の
オンナと母って
日本とブラジルほどに遠い存在で
共存するのが難しくて
どっちか極端に選んでしまうほど
私にはその両立が難しかった。
優先順位的に
私は私の中のオンナを葬ったわけだ。
それが、だ。
29歳。
もうすぐ30歳。
これで、いいのか問題。
ワタシ、コノママデ、イイノ?
私も元ビッチ友達も
その他2名も
私の中のオンナ、戻ってこい!
と焦り始めた30歳。
元ビッチ、降臨。
30歳、オンナが焦るのは
結婚、出産もそうだろうけど
それ以前に
オンナとしての今の自分だと思った。