先日のブログ。
今、目の前にある物事に価値を見出して、
それを感謝すること。
でも、まだまだ私は人間ができていません。
なんやかんやあったら、
そんなことをすぐに忘れてしまいます。
そして心が渇いてるなって思った時に
読むと、じわじわやさしい気持ちになれる本が
小川糸さんの「食堂かたつむり」です。
都会で裏切られて
何もかも失った主人公倫子が
大嫌いだった母親が住む田舎に戻り、
そこで食堂を開くというお話。
一文無しの状態から、お店を作っていき、
開店してからは一つ一つの食材を
敬いながら真剣に向き合い、
来店したお客様に合わせた料理を提供していく。
その料理する様子がきちんと描写されていて、
食べ物で人間の体ができていることを
改めて実感したのもこの本です。
心を込めて作った料理で
あれだけ人を幸せにできるのは
それは小説だからと言われたら、それまでなのですが、
やはり料理を作る時は雑念は取り払い、
頭の中は食べてくれる人のことだけを
考えてそれこそ、シンプルな思考で作る料理が
一番かなって思います。
本の中にはえっ!と考えさせられる場面もあって、
そのへんの捉え方はさまざまだと思いますが
「目の前にある物事に価値を見出して、それを感謝すること。」
を感じさせてくれるいい小説です。
