今からさかのぼること20年。
夫の仕事で渡米が決まり、引っ越し準備、
退職する仕事の引継ぎなどで忙しいながらも
新生活への希望を抱いていたころ。
お世話になった方からこんな言葉を
いただきました。
「禍福あざなえる縄のごとし。
幸運な時も不運な時もある。
がんばりなさい」
その後、高い山、低い山、高波、小波、
いろいろとあり、
まさに禍福糾える縄のごとし、の20年です。
渡米後の出産、子育て、人間関係、夫婦関係。
喜び、悲しみ、希望、失望、幸せ感、怒り、
許し、許されること。
子宮癌、気功によるヒーリング体験から
認定気功インストラクター・ヒーラー、
ヒーリング瞑想ファシリテーターへの歩み。
自分のしていることが感謝される喜びと充実感。
振り返ってみると、実に、すべてのことが
一本の縄を作り上げています。
そして、当時不幸と思われたことこそが、
学び、成長、恵みと喜びにつながり、
幸福であることが当たり前でないこと、
恵まれていることを気づかせてくれている、
と感じます。
災いとしか思えなかったことも、それゆに私を
強くしてくれ、ほかの人たちの状態を感受する
助けとなってくれたように思います。
2020年1月、夫が肺血栓による心肺停止、
ICUから始まって3か月にわたる入院生活の後、
自宅で療養中。
現在も彼の回復に向けての毎日。
助からない、と言われた状態からの奇跡的回復に
感謝しつつも、しんどい時があります。
でも。
禍福は糾える縄の如し。
そして。
背負えない荷物は与えられない。
幸せな瞬間を見逃さず、禍福を私なりに
編み上げて、細くてもよいから、
強い縄を将来に繋げていこうと思います。
ミーシャ拝