ミネラルウォーターには、大きく分けて
「軟水」と「硬水」の2種類あります。
一般的に日本の水は、ミネラル(主にカルシウムとマグネシウム)の含有量が少ない
「軟水」が中心で、飲みやすいのが特徴です。
ただ、日本では法律で加熱殺菌が義務付けられているため
菌が死ぬという点では「安全な水」に感じるかもしれません。
しかし同時に、自然な水に含まれる有用な菌までを死滅させてしまう為、
そのままの「生きた水」ではないということです。
一方、ヨーロッパで製造されたミネラルウォーターは、
日本に比べて水質環境が保護されていることもあり、
基本的に殺菌処理は施されていません。
そのため生きた水をそのまま摂取できるいうメリットの反面、
ミネラルの含有量が多いため、
少々飲みにくいと感じる方も多いのではないでしょうか?
ここで良い水を選ぶ際に重要になるのが、
ミネラルの「含有量」ではなく「バランス」です。
以前の記事でも挙げましたが、
http://ameblo.jp/simple-smart/entry-11690890499.html
ミネラルの摂取で大事なのは
「カルシウム:マグネシウム=2:1」という割合です。
つまり、いくら硬度が高くてもカルシウムの含有量ばかりが多いと、
体内のミネラルバランスが崩れてしまい、
様々な体調不良を引き起こす原因となってしまいます。
下記にて、日本で販売されている主なミネラルウォーターの
硬度、カルシウム・マグネシウム含有量を挙げてみます。
【硬度・カルシウム含有量(㎎/100ml)・マグネシウム含有量(㎎/100ml)】
◎南アルプスの天然水
【30・0.6~1.5・0.1~0.3】
◎六甲のおいしい水
【32・0.65・0.37】
◎森の水だより
【33.1・0.85・0.29】
◎クリスタルガイザ-
【38・0.64・0.54】
◎エビアン
【304・8.0・2.6】
◎コントレックス
【1468・46.8・7.45】
日々の食生活でミネラルが十分に摂れてないと感じる方は
硬度の強いものに変えてみると良いかもしれません。
またマグネシウムには便を軟らかくする働きがあるため、
便秘気味の方は便秘薬や下剤を飲むくらいならば、
マグネシウムの多い硬水を飲んだ方が
腸の働きにはプラスと言えます。
日々のコンディションに合わせて、
ミネラルウォーターと上手に付き合っていきましょう♪