Simple days
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夕焼け

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×××

なんてゆるやか。



坂道をくだっていく。
自転車に乗って、坂道をくだっていく。
僕は、あなたは、車輪を漕がなくてもいい。


坂道をくだっているのだから
僕は、あなたは、車輪を漕がなくてもいいのだ。




眼前に広がるこの景色は おそらく未来だ。

いや、ここは男らしく、まさしく未来だ。と言い切ってしまおう。


向こう側がまだ小さくしか見えない。
それはまだ遠い未来だからね。


先ほどまでの未来が、僕を通りすぎて過去になっていく。脱兎のごとく。
一瞬一瞬の未来が僕を越えて一粒一粒の過去になっていく。



風がきもちいいな。
いや、本来そこには風なぞない。
漕ぐのをやめて、止まったらわかるだろ?ほら。やっぱ吹いてないよーん。
でも僕が進むとき、それは風のようなものであると感じる。

ほら。




ダダダーー
がしゅ、がしゅ、がしゅ、
ざぁぁぁぁぁぁぁぁ

がたん、ごとん
からんころん、からんころん
gfryjえきゅfsrtqrjo99-つtsw
ズゴゴゴゴゴゴ
ひゅうーーーるるるー




坂道をくだっていく。
なんてゆるやか。




僕は気づく。
どうやら僕は 未来に向かっているのではないぞ。
僕はおもう。
なにやら僕に、未来は『向かってくる』のだ。


そのままの姿で。
そのままのまんまで。

だから僕よ、どうかこのまま、おまえのままで。





坂道をくだっていく。
車輪を漕がなくてもいい。


冷たく思えた未来さえ、来てみれば過去が背中であったかくなってく。
僕が感じるすべて。
降りかかる雨。
ジ・エンドレス・イズ・リアリー・ヒア・スーン。
春が大人びていく匂い。


とまらないように。転ばないように。
僕が、あなたが、みつめるずっとずーっと向こうらへんまで。