私の2016年の運勢は「やればやるほど愛される」です。最高!!w

日の移り変わりは早く、元日の日の出を拝んだかと思いきや、もう2日。
充実させたい年に一度のお正月休暇。
そこで、この年末年始は日々自分に迫り来る自身の弱さ、欲に打ち勝つ為に
「人生の目的、終局を見据えた天地を貫く自身の軸を研ぎ澄ます。」
という課題を自身に課し、年越しを迎える事にしました。
その際に読み込んだのは、幕末の英才達を沢山輩出した佐藤一斎氏が40年程かけて記した「言志四録」。西郷隆盛氏が生涯に渡って愛読した書としてよく知られています。

その中で今の私を戒めてくれる内容がありました。

(訳文)
「現代人は、皆、忙しいという言葉を口に出すが、そのやっていることを見ると本当に必要そうな事をやっているのは十のうち一割か二割で、どうでもよい事をやっているのは八割か九割である。又、大したことでもないことを大切な仕事と思っている。これでは忙しいのも当然である。だから大きな志を持っている者は、このような誤りを犯してはならない。」
この頃の時代は、1800~1850年くらいの頃。今も昔も「忙しい、忙しい」というのは変わらないのですね。心を亡くすと書いて「忙」。心をベースとした経営をしたいmanebiとしてはあってはならないので気をつけたい所です。
この誤りを犯さぬ為に年末は自身の棚卸し、中長期計画を客観的に見つめ、天命、自覚、志のヒントを深掘り続けました。
更に心を極限までに静寂な状態にする必要があると感じ、
人の少ない秘境にて

世界最大級の除夜の鐘を3回打ち込みに行って参りました。

超巨大で重厚な鐘の音は「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の如く、
自身の心にこびりついている108つの煩悩をパラパラと剥がし落としてくれます。

ちなみにこちらも世界最大の灯籠。

ギネス登録されているのですが、
灯籠ってカテゴリが無く、「世界最大のランタン」らしい(笑)
そして見た今朝の初夢。
「虚空を掴む」という言葉がありますが、
実際に何かを掴んだ初夢を見ることができました。
反対造語として「真空を掴む」と言った所でしょうか。
実際に少し振り返ると、2015年自体は、2013年8月23日からスタートした㈱manebiの事業の軌道修正を2014年に行った結果、
何とか昨年中に挽回できた年になり、「苦しみのトンネルを抜け、生かされた年」「次なる生みの苦しみへの挑戦の年」となりました。
2016年は2015年後半に蒔いた新しい種が芽吹き、承認され、多少の収穫年となることでしょう。と、同時にまた新しい可能性の
種があるので蒔き始めます。計画上、初夢は正夢となりそうです。
初詣の帰りの道中、自分との対話の中で人生への覚悟が固まりました。
何とも清々しく、肚の座りがある。
最後に「言志四録」からもう一つだけ紹介したい内容がこちら。

(訳文)
人の人生は
20代~30代「日の出の太陽」
40代~60代「日中の太陽」
70代以降「沈もうとする太陽」
その中で「日中の太陽」が立派な徳と大きな事業を成し遂げる時期。
青春の本当の意味とは「青年の青臭く、甘酸っぱい時期」的な意味ではありません。
自覚し目覚めてからが本当の青春と言われています。
そう、ここからが青春花盛り。
何回も生まれては消えをする宇宙の歴史から見てみれば私の人生なんて
本当に刹那。なんとも儚い。あと数十回元旦を迎えれば寿命という意味でも死にます。
しかし儚いからこそ美しい桜の様に

「ぁあ 素晴らしき哉、人生!」(映画タイトル?)と言い切れる人生の散り際の為の準備を2016年に行い、燦々と輝く2017年を来年迎え、2018年にはもっと花盛りでしょう。謙虚に粛々と。
本日は実家でゆっくりし、映画ソムリエと読書のすすめ店長から強くオススメいただいた
黒澤映画の「生きる」をじっくり見て、三が日を一纏めとしたいと思います。
それでは本年も丸っと一年よろしくお願い致します。
