聞いたことはあるけど、どういう内容だっけ?
という方が大半かと思います。
実際に僕もそうでした。
帝王学は、中国古典であり、古来から最も読み継がれている
リーダーシップの書。
唐王朝の二代目、太宗李世民という君主が
中国の歴史上で立派な政治をしたということで
後世の人々から「貞観の治」と呼ばれている。
そんな古来からまつわる経営学、リーダーシップの原理原則本を
読んでみたいと思い、帝王学の教科書である「貞観政要」を買って読んでみました。
こちらです。
いやー、なんか読みなれない文字ばかり。
それに言葉づかいが古くて難しい。
うーむ、古典、古文が苦手だった僕には中々モチベーションがあがりませんでした。
そんな中、どうしても中身は知っておきたいということで
以下の本をチョイス。
帝王学―「貞観政要」の読み方 (日経ビジネス人文庫)
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山本 七平
日本経済新聞社
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これはさすがに読みやすかったですね。
だって「貞観政要の読み方」ですからね。
最後に著者の観点から帝王学についてのまとめがありなお一層読みやすかったです。
そこで帝王学について一つだけ、お話しますと
以下の原則があります。
「安きに居りて危うきを思う」
要約しますと、安定している状態な時ほど、将来の危険に備えて
一層気を引き締めていくことです。
人はぬるま湯に浸るとダメになります。
極論、安定などないのに安定であると錯覚を起こします。
そして危険に足を踏み入れてからでしか気づけないものです。
だからこそ、上手くいっている時ほど、リスク面をシミュレーションして
将来に備えれば、それが安定の基盤となるということですね。
これで自分のお調子者度が治ればうれしいです。
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