「心想事成」
心に想うことが成る
 
中国の言葉だそうです。
 
心に想えば時間はかかっても、必ず実現していく。
 
この本の中で初めて知った言葉です。
「郡言堂根のある暮らし しあわせな田舎 石見銀山から」 
著者 松葉登美
↓
 
いい本でした。ベストセラーやロングセラーでなくても、世の中には良書がたくさんあります。
 
自分の好きな分野をどんどん掘り下げていくと、こういう、地味だけど
 
今の自分にすごい感動や幸せや元気や刺激をを与えてくれる本に、
 
ちゃんと出合えるものですね。
 
著者の松葉登美さんは、郡言堂という会社を経営している企業家です。
(企業家、という言葉はどうもしっくりこないのですが)
 
いまや世界遺産に認定され、その名が知れ渡っている島根県大田氏大森町(石見銀山)
 
に根を下ろし、この小さな、そして古き良き日本の美しい暮らしが受け継がれている
 
大森町から、モノだけでなく、ライフスタイル全般を日本全国に発信しています。
 
何もかもが都会中心の日本で、人口400人位の小さな町からこんな活動が可能だということにも
 
感動や勇気を与えてもらったし、
 
単なる町おこしにとどまらない、暮らしにおける本当の豊かさとは何か、ということを
 
企業理念として、つねに問題提起している凛とした姿勢に、
 
とても共感を覚えました。
 
私自身は別に田舎暮らしをしたいわけでもないし、将来移り住みたい、という
 
想いはありませんが、そういう目に見える行動的な部分でない、
 
松葉登美さんの中にある、芯の通ったスピリットに、
 
強烈に惹かれてしまったという感じです。
 
幸せのモノサシがちゃんとはっきりしていて、潔いんです。
 
「山の向こうに何があるのだろう、空の向こうに何があるのだろうと、
遠くのことを思うより、自分にさずかった人生、さずかった場所をよしとして
生きていこう。この地に根をおろし、それを幸せとして受け入れていけば、
何かが見えてくるはず」   著書より抜粋
 
超、かっこいい 笑 惚れ惚れする言葉です。
 
現在は文化財に指定されている、風格のある武家屋敷阿部家を再生して、
 
そこで本当に美しい、日本の伝統のある暮らしを体現しています。
 
家族と、そしてたくさんの仲間に囲まれながら・・。
 
ロハスとかエコとか、そういう流行の言葉ではくくられない、
 
もっと深く、品格のある暮らしを感じさせてくれます。
 
こういう、かっこいいスピリットに惹かれたのもそうですが、
 
私は松葉登美さんの、並々ならぬ、美意識や美的センス、
 
あたたかいのに、かっこいい、という、私がもっとも憧れる
 
感性を持ち合わせていることにも異常に反応してしまいました 笑
 
ご主人とともに、お金もない貧乏の時代から、なぜかご縁に導かれるようにして、
 
お金を工面して古民家を買い取っては、美しく再生することを何度か繰り返し
 
そこが町の人たちの交流の場になっていき、結果として町の再生に繋がっていく、
 
という過程は、読んでいてワクワクしました。
 
そしてその古民家の再生においては、単なる修復保存、というものに
 
とどまらない、復古創新、という言葉をいつも心に留めているそうです。
 
いにしえのよきものを蘇らせ、そのうえに新しい時代のよきものを創っていく・・。
 
だから、松葉さんが再生を手がけた古民家も、単なる昔の時代に埋没しているだけの、
 
かび臭い雰囲気のものでなく、古きよきものと現代が素敵に、本来はミスマッチになるはずなのに、
 
ちゃんとマッチして混在しているような、
 
ある種 現代アートを思わせるような、しつらえ、空間デザインで
 
本当に驚かせられます。
 
名作家具や有名ブランドのものを置いているわけではありません。
 
廃材や拾ったものや、小学校でいらなくなったものなどで、地元の職人さんがこつこつ作り上げた
 
ものが並んでいるたたずまい、それがまた本当にあたたかいのに、かっこよくて、
 
美意識が感じられて素敵なのです。
 
個人的には、これが本当にセンスがいい!ということなんだ!
 
とひとりで興奮というか、納得、開眼している状態です 笑
 
うーーん、以前から古民家などにはものすごく興味がありましたが、
 
こういう風に生まれ変わらせることもできるのかぁと、またひとつ、
 
興味の対象が増えました。
 
それにしても私は、本当に家創りというか修復、家そのもの、
 
住まう空間に関することに、何か磁力でひっぱられるように、惹かれるなぁとつくづく思います。
 
そして、松葉登美さんみたく、じぶんの感性やセンスなどを思いっきり表現できる生き方がしたい、
 
仕事でもライフワークでも、ただの暮らしのレベルでもなんでもいいけれど、
 
今の私はこういうことを本当に渇望しており 笑
 
渇望というか、わたしには たぶんこれからもずっと、必要なことなのだと
 
最近強く感じてきています。
 
じゃないと、自分が自分じゃなくなってしまうような・・。
 
どういう形であれ、どういう風になっていくか、
 
まだわからないけれど・・。
 
心想事成
必ず、心に想ったことは、実現していくもの。
 
これまでも、確かにこの言葉の通り、実現してきたものがほとんど。
 
なので、そういう思いで日々、過ごしていこう。 ^^