上海洋山深水港4期自動化埠頭が2017年12月10日に開港し、試験的に稼働開始した。これは上海で世界最大のスマートコンテナ埠頭が建設されたことを意味する。ニュースによると、洋山自動化埠頭には7つのコンテナ船停泊場所があり、コンテナ埠頭の海岸線の全長は2350メートルに達する。設計上の年間取扱量は初期が400万TEU、長期が630万TEU。


洋山港4期はさらに、中国が自主開発した自動牽引車自動バッテリー交換システムを、アジアの港湾としては初めて採用した。自動化バッテリー交換スタンド技術は、同社が国内で初めて開発した。 設計によると、バッテリー交換にかかる時間は6分間のみで、フル充電にかかる時間は2時間のみ。充電中に汚染物質が排出されることはなく、エネルギー消費量を4割以上削減できる。 同システムは欧米の技術制限と独占を打破し、同社が自動牽引車全バッテリー交換技術を把握したことを意味する。今後はユーザーに対して、多様な自動牽引車システム案を提供できる。 洋山港4期は中国で唯一の、「中国チップ」を搭載する自動化埠頭となる。埠頭のソフトシステムは主に同社が自主開発した設備制御システム、上港集団が開発した埠頭操作システムからなる。 これは国内で唯一の、ソフトシステムが純粋に中国製の自動化埠頭でもある。 そして洋山港4期埠頭は作業員の作業量を最大限に減らすことができる。以前は1台の走行クレーンを制御するのに数十人の作業員が必要だったが、 今は1人で複数の走行クレーンを制御でき、かつ裏方の中央制御室内で作業できる。