母に贈った絵本。
のはずなのに、私のほうが毎日開いている。
毎日異なる気づきがある。
よく風景の写真家や画家の方々が、同じ景色を切り取っても、決して全く同じにはならない、二度とは見られない瞬間に出会えるから、何度でも同じ場所に赴くと聞くけど、似てるかもしれない。
スポイトで水を落として、じんわりと画用紙の上の色が滲んでいくように、こんなに少ない文字で、毎回私の中に新しい模様を残してくれる。
改めて絵本の可能性について感心する。
その少ない行間を、絵で語り、それがまた新しい情感を織り成して。
谷川俊太郎さんと松本大洋さん。
二つの解釈は決してイコールではないのだろうけど、とっても大切な部分が繋がっているから、素晴らしい作品を完成させることができたのだと思う。
話は変わりますが、こちらは父の形見と彼に去年いただいたアトラスシリーズのネックレス。
片方のチェーンが切れてしまったので、しかたなく共存しているけど、なんとなく心地よくてそのままにしている。
アトラスシリーズは1853年にティファニー本店に設置されたアトラスクロックという時計台がモチーフとなっていて、意味は「永遠の時間」。
私たちの時間には限りあるけれど、何かが終わって始まってとめどなく流れるように。
大切な部分が繋がってくれたらいいなぁと。

