2曲同時リリースですが、今わたしは真夏の通り雨のほうをエンドレスリピートしています。
両方とも好きですが、真夏の通り雨の歌詞にまず引き止められたので、もうひとつの方はまた今度にしようと思います。
彼女のポップス全盛期のアップテンポな感じじゃなくて、しっとりと詩的で雰囲気があり、思わず歌詞に耳を傾けたくなる丁寧な旋律です。
ちょうど嵐の女神や、show me loveとの点と繋がる感じがして、私にはバリアフリーで耳に滑り込んで来ました。
曲を聴く前から公開されていた「真夏の通り雨」って、なんか匂い立つタイトルだなぁって思っていました。
漠然と、田園風景、白いワンピース、麦わら帽子、雨にぬれた土の香り、、懐かしさ、、
そんなフレーズ達を想像してました。
実際に聴くとまたちょっと違う情景が広がります。
私の勝手な解釈ですが、こんな情景を浮かべました。
夢の中にみた宇多田さんの亡きお母様が我が子を抱き上げる様子に、夢か現か、瞼を擦っていたとき、懐かしさと虚しさと一緒に俄雨が降って、それからたくさんの思い出に足止めされてしまい、宇多田さん自身がそれらの不揃いな形をした気持ちと対峙しているワンシーンを切り取って、聴き手が通り過ぎてゆくような。
宇多田ヒカルさん、やっぱり言葉の紡ぎ方が違いますよね。
夢から引き戻されたときの描写だったり、韻の踏み方だったり、ときどき見え隠れするあどけなさや、どうしても隠せない葛藤だったり。
それらを説得力のある言葉で、聴いている人の心の隙間を埋めるようにやって来る。
もう少しこのまましばらく聴いていたいと思います。