と、感心しきりの新橋駅前ビル一号館には、老舗だと思しき居酒屋やうどん屋さん、雀荘やスナックに始まり、見るからに真新しい飲食店などが軒を連ねていました。
完全におのぼりさん状態の私の手を引き、二階のこの看板の前で立ち止まると、
「ビーフンと書いてあるのに?」と疑問符。
どうやらビーフンも有名らしいけれど、チマキがちょっとインパクトある一品の、有名な台湾料理屋さんみたいです。
一体どんな感じなのだろうと期待に胸を膨らませて、行列に加わると15分くらいで中に入れたかな?
それなりに年季が入っていそうなのに、埃一つの拭き忘れを感じない清潔感に、はやくも好感を否めない店内。
古い木製の食器棚に整然と並ぶ膨大な食器の秩序ある厨房がとても圧巻で素敵で、写真には撮れなかったけど、とにかくすっばらしい空間でした。必見です。
腹ぺこの私たちは、まずはビーフンとチマキの2品だけを注文して、生ビールで乾杯
しました。
カウンター8席くらい?と、テーブルが8テーブルくらいだったかな?
カウンターには女子2人組や、おひとり様の若者男女もちらほら。
テーブルにはニコニコした中国人のお婆ちゃんを家族が囲んでお食事をしている団体テーブルや、先輩が我が物顔で後輩にお店の講釈を垂れる2人組のテーブル、仕事仲間でコース料理を堪能中の4人組と、老若男女問わず様々な客層が伺えました。
注文してから程なく運ばれて来たのは、五目ビーフン。
この色の鮮やかさから見て取れるように、しっかり油?お湯?には潜っていますが。
上にはバクテーのようなしっかり味付けのお肉が乗っていて、下に敷いてあるビーフンはかなり控え目な塩味です。
それだけでも食べられなくはないけど、これにテーブルに置いてある「にんにく醤油」を上から回し掛けていただきます。
私の感想としては、素朴な味。です。
クセになる味ではあるけれど、それ以上のコメントが出てこない。笑
いわゆる市販のビーフンとは全く別物です。
ビーフンを取り分けて箸をつけ始めた頃に、運ばれて来たのはお待ちかねのチマキです。
1辺が10センチはあろうかというピラミッド型。
もち米何合使ってるんだろう。。
特に個数を伝えていないと、おひとり様ひとつが原則なのか、これが2皿も運ばれて来ました。
早速てっぺんから箸で突いてみると中からは、かの有名な台詞を拝借したくなる。笑笑
「宝石箱や〜!!!」
しかも色に反して、まったくしょっぱくない味付けのせいか、次、また次と箸を運んでしまう。
ビールを片手に中身の具をツマミにしながら友人と語らい、締めには外側のもち米を残しておきつつ、何てリーズナブルな晩酌セットなのだろう。
笑
調子付いた我々が犯してしまった唯一の失敗。
それは、まだ食べられると錯覚してしまったこと。
ビーフンが運ばれて来た時点で、そのお皿がかなり小さかったので、すかさず目くばせをして意思の疎通を図り、追加注文したのは水餃子です。
しかし、チマキに手をつけたが最後で、もち米は見る見るうち腹に溜まり、結構満腹中枢ブッ壊れ寸前な状態になっていました。
そんな悶え苦しむ最中に、水餃子はやって来ました。
「なにその顔!どういう意味?!不味いの?」
心配する友人が続いて口に入れると、やはり私とおんなじリアクションで固まっていました笑笑
こちらもいわゆる水餃子とは別物の一品で、かなりスパイシーで美味しいです。
羊のお肉なのかな?
臭み消しにクミンや他にも大量の香辛料が使われていて、マンドゥとかに近いお味。
私はこちらのほうが癖になり、次回リピしたくなりました。
是非また足を運びたいお店です。
お店を出る頃には、腹持ちマックスで、立つこともままならないくらいになりました。
が、今日はこれからスナックに行くというメインタスクがあったので、腹ごなしも出来ないまま、烏森神社方面の夜の帳に消えていったのでした。
笑
おわり。
余談
その1
私も若い頃からスナックラバーでしたが、昨日は珍しく24歳の若者がいました。帰りの方向が一緒だったので色々お話を伺うと、かなりしっかりした考えを持った方で、これから少し若い飲み友達が増えてとっても嬉しい予感


その2
帰りの電車でのできごと。
若者が先に電車をおりて、私はそこから3駅先。
スナックへ行くと、いつも楽しくなって時間を忘れて、タクシー帰りになっちゃうのに、ちゃんと電車で帰れたことに自画自賛の鼻唄気分でいると、酩酊したサラリーマンと、それを介抱する同僚くんが横に座りました。
しかし、同僚くんは酩酊くんより手前で降りて乗り換えなくてはいけないみたい。
何の気なしに耳をそばだてていたら、どうやら酩酊くんは私と同じ降車駅のようです。
オロオロする同僚くんに私は「〇〇で降りるんですか?私もおんなじなんで一緒に降りますよ」と声をかけました。
同僚くんは渡りに船と思ったのか、切に私に願って降りて行きました。
程なくして最寄り駅につくと、半ば強引に手を引き酩酊くんを降ろしました。
最初はアンタ誰やーって顔をしていた酩酊くんも徐々に事態が見えて来たのか、ありがとうにありがとうを重ねてくれました。
ただ、それだけの話なんだけど、誰かの役に立てたことは素直に嬉しい。
そんな夜なのでした。
今度こそおわり。





