令和6年は
ニュース恐怖症になる程の
胸の痛む幕開けでした。
何をしていても気はそぞろで
どちらつかずのお正月風景。
正直なところ
都内も少し変な揺れ方をしたので
ついに首都直下型の襲来かなと
長い長い2分間をやり過ごして
元旦からなんて日だ!
と
右往左往しながらスマホを開くと
瞬く間に自分が"被災者"ではない
ということを知りました。
一刻一刻に塗り重ねられる
被災状況の全貌にただ言葉を失い
暖かい場所で美味しいご馳走を目の前に
どんな顔をして受け止めたらよいものかと
これまた行き場の無い気持ちを
持て余しています。
こんなときに不謹慎にも思い出すのは
THE YELLOW MONKEYさんの
JAMという曲の一節。
外国で飛行機が墜ちました
ニュースキャスターは嬉しそうに
「乗客に日本人はいませんでした」
「いませんでした」
「いませんでした」
僕は何を思えばいいんだろう
僕は何て言えばいいんだろう
きっと
「自分の身内は無事でした。」
無意識に確かめてしまいたくなる衝動が
あの歌を呼び出して
リフレインさせてしまうのだと思います。
そんな自分への卑しさに失望しつつ
少しは画面の向こう側へと。
今晩はもう少し遅くまで起きて
ほんの少しだけでもいい
雨が弱まるように
寒気が弱まるように
暖かくなりますように
自分が目を瞑る最後まで
お祈りできたらと思うのです。