私は、50代の、人生、酸いも甘いも潜り抜けてきた叔父様・・・

10代は、空を見上げて、空想ばかり・・・

20代、空想の果てに辿り着いた、「俺、最強!」の根拠のない自信に満ち溢れて、結婚!・・・

30代、仕事、仕事、休む間もなく、仕事!!・・・

男の甲斐性は、仕事ができることと悟り、寝ても覚めても、「仕事!」の毎日・・・

会社に、東に行けと言われれば、東で仕事!

西に行けと言われれば、西で仕事!

海外へ飛べと言われれば、海外で仕事!

休みは、家から、部下に電話で仕事の指示!!

40代半ば・・・

あれれ??

なんか、体と頭が違う動きをしてるぞ??

そしてとうとう・・・

目が覚めたのは、ベットの上・・・

腕に何本かのチューブが刺さっていた・・・

目が覚めるまで、夢で仕事に追い回されていた・・・

夢の中で、何度も、天国を見た・・・

退院後に本当の地獄が待っていた・・・

今まで通りに仕事が出来なくなっていた・・・

心が、ストップをかけてくる・・・

もっと、頑張らなきゃ!!

そう思うたびに、体が動かなくなる・・・

会社は、壊れた歯車に用はない・・・

優しく、ゆっくりと、首を絞めてくる・・・

ついに私は力尽きた・・・

20年、無理やり張り詰めた糸が切れた・・・

それからの10年は、空っぽだった・・・

50代、ようやく、あるべき姿の自分になった・・・かな・・・