炭斗には、初炭の胴炭に代わり輪胴を載せます。
枝炭も手前に逆さに3本仕組みます。
これは巴半田という大きい灰器で乾いた灰を入れ、底取で外側から丸く灰を滑らして、灰が飛ぶことのないようにします。
慣れないとなかなか巴が描けません。
表面を綺麗にしておくことで、そこに初炭の残りの炭を移して、炉の中をお掃除するわけです。
炉の中の燃え残った炭を全部移します。
そして、長火箸で炉を綺麗に形を作り直します。
半田というのは、大阪の半田市で作られていたところからその名があります。
今日は、前回火を入れて、やったら皆さん熱くて、とてもできそうになく、釜もお湯が入ると重く釣釜の大あげが大変だったので、空でやりました。
初炭の胴炭は、半分以上残ったとして、それをそのまま使う、輪胴止めというやり方でやりました。
本式にやったものを2枚載せます。
胴炭をひっくり返した時と炭を入れ終った時のものです。
後炭所望が、炉では正式です。
でも、その火の残り方でいろいろ難しいと思いました。
準備は亭主がして、後炭をつぐのをお客様にお願いするのが、簡単に言うと後炭所望です。
一番大変だったのは、巴半田に底取で巴を灰の中に描くことでした。
みなさん、頑張って、今日は最後の方が無事終わりました。
全員というのは無理でした。
これからも、機会があったら挑戦してもらいます。
ありがとうございました!