だから治るし予防もできる
ヒポクラテスの時代より現代まで、「病気」と「加齢」との間には、はっきりと境界線が引かれていました。
「病気」は健康や正常な心身状態からはずれること。
対して「加齢」は、太陽が沈むことを誰も止められないようなものとされてきました。
医師は'病気に対しては様々な方法を試みへ研究を重ねてきましたが'「加齢」については仕方がないことと、ただ受け入れてきました。
しかし、「加齢、老化のプロセスそのものがひとつの病気である」という考え方をすれば、その原EgIを探ることでそれを克服する治療が可能になります。これが「抗加齢医学」の基本になっている理論です。
そして現在では、様々な研究結果から加齢や老化の原因がわかってきました。
大きくわけて4つの原因があります。
①遺伝的な要因
②ホルモン分泌の低下
③細胞の酸化
④肥満
このうち①の遺伝的要因については、今のところリスクの度合いを認識して予防する程度の手だてしかないのですが'②③④については、現在でも十分な対応策があります。
抗加齢医学のポリシーは「加齢や老化という経過的現象に対し'徹底的に対抗して人体として最良の状態を保っていこう」というものですが、それと同時に「病気のモトとなるものにも'早め早めに対抗していく」わけです。
アンチエイジングが、2 1世紀の究極の予防医学であると言われるゆえんでもあります。
