志茂の妄想部屋。 -12ページ目

なんだこれ??

志茂です。

仕事の合間に書いた暇潰し文を
うpします。


普段書かないようなもので、
何故こんなの書いたのかよく分からないですけど、もしよかったら?読んでやってください。。





それでは、どうぞ!














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夢だと思いたかった。

でも、それは夢じゃなくて現実で、
体に感じる痛みがそれだと語っていた。

目の前に広がるのは一面赤一色。
そして、そこには鮮やかな赤を流している塊がある。

なんだ、これは・・・


いや、自分はそれを分かっている。
だけど、分かりたくなかった。

頭が、脳が、許さなかった。


しかし、その他の器官は正常通りに働いて、鼻につく咽びつくほどの濃厚な臭いに吐き気が込み上げてくる。
吐きたいが吐けない。

空っぽの胃から胃液が競り上がってくるが、無意識に飲み込んでしまう。

そのせいで喉がヒリヒリと痛みだす。


耳は流れてきた液体が足元までたどり着き、少し身動ぎする度にぴちゃぴちゃと鳴る音と腕から流れる赤が地面に落ちる音、そして、狂った女の奇声を拾う。


何を言ってるのか分からない。
甲高く発する声は音としか聞こえず、意味もなさないものだった。

ただ、分かるのは赤で染まった塊を抱きしめ、笑ってるーーということだけだった。


その姿は正しく狂喜だった。

なぜ、こんなことになったのか......


考えようにも正常に働かない頭には意味もない問い。ただ、ただ分かるのはこの場に居ては危ないという事。

体が逃げるように後退る。

ーーーパシャ


床一面に広がる液体が音を出す。


ーーーパシャ


一歩二歩と後ろに下がる度に連続で鳴る液体。


その音が合図として、塊を抱きしめていた女がこちらをくるりと向いた。


「ヒッ!!!」


若い女なのか頬はふっくらと、唇はぽってりと、髪は瑞々しいほどに艶めいていた。
普通ならそれは美しいと表現できるだろう、しかし、女はそれが、当てはまらなかった。

目が明らかに狂っていて、


大きくそして胡乱な目で自分を見ている―――。







-了-

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