【京急脱線】安全判断、鉄道事業者任せ
神奈川県横須賀市追浜町の京浜急行電鉄で崩れた土砂に特急電車が突っ込み脱線した事故で、大雨に伴う運転規制などを定める際の指標となる安全基準の判定が鉄道事業者任せになっていることが27日、国土交通省への取材で分かった。専門家は「鉄道事業者の経営状態や経営判断で安全性の判定が変わる恐れもある」と指摘している。
国交省によると、線路沿いの斜面やトンネル、鉄橋などの安全性は、平成19年1月に通達された鉄道構造物等維持管理標準で、危険度の高い「A」から最も安全な「S」まで4段階に区分している。鉄道事業者が自ら検査、判定した結果を基に、大雨や強風時の運転中止や速度規制などの基準を定めている。
今回崩落した現場は、京急が昨年4月に行った検査で、ただちに安全対策が必要な「A」ではなく、「B」と判定。9年4月には、現場から約2キロ離れた場所で、2番目に安全度が高い「C」と判定された斜面で土砂崩れが発生し、電車が乗り上げて脱線する事故もあった。「危険性に問題はない」と判定された場所で実際、2度の土砂崩落が起きているのだ。
国交省によると、線路沿いの斜面やトンネル、鉄橋などの安全性は、平成19年1月に通達された鉄道構造物等維持管理標準で、危険度の高い「A」から最も安全な「S」まで4段階に区分している。鉄道事業者が自ら検査、判定した結果を基に、大雨や強風時の運転中止や速度規制などの基準を定めている。
今回崩落した現場は、京急が昨年4月に行った検査で、ただちに安全対策が必要な「A」ではなく、「B」と判定。9年4月には、現場から約2キロ離れた場所で、2番目に安全度が高い「C」と判定された斜面で土砂崩れが発生し、電車が乗り上げて脱線する事故もあった。「危険性に問題はない」と判定された場所で実際、2度の土砂崩落が起きているのだ。