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任天堂、DSシリーズ集大成「LL」を28日発売 「画面大きく、価格2万円以下」

 任天堂は、画面の大きさを従来の1・9倍に広げた携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」の新機種「3DS LL」を28日に発売する。3DSは価格を大幅に値下げしたことから売れば売るほど赤字に陥る“逆ざや”が発生し、前期は初の赤字を計上。LLは価格を慎重に定めるとともに、人気ソフトを同時に発売するなど、3DSの失敗を教訓にしたDSシリーズの“集大成”として市場投入する。

 LLの希望小売価格は1万8900円。発売直後に値下げしないよう社内で議論を重ね、価格を慎重に設定した。「3DSが発売当初、2万円を超えていたことで購入しづらい層があった反省を踏まえ、LLは2万円以下に決めた」(関係者)という。さらにマリオシリーズの新作ソフトを同時発売するなど、ソフト面の充実で“3DS人口”を底上げする。

 ソーシャルゲームの人気が高まる中、「3D(3次元)ゲームの普及そのものが懐疑的」(証券アナリスト)といった指摘も一部にはあるが、任天堂では「LLは一定の市場を確立できる」と自信をみせる。

 25日に発表された平成24年4~6月期の3DSの販売台数は186万台(前年同期71万台)。据え置き型の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」の販売台数が下降ぎみなのに比べ好調に推移し、今や稼ぎ頭だ。

 過去の“ジンクス”も背中を押す。21年にニンテンドーDSiのLLで成功を収めたが、「DSiの場合はユーザーから『サイズを大きくしてほしい』という要望で実現した。今回のLLも同じ経緯だ」(同社社員)と語る。

 任天堂は、V字回復をかけた戦略商品と位置付ける新型家庭用ゲーム機「Wii U」の発売を年末に控え、その前哨戦となるLLでの失敗は許されない。その成否は、年末のゲーム機商戦に大きな影響を及ぼすことになる。