量子である素粒子は物質を構成する基である。その為素粒子には質量が無い。質量が無い量子の周りには時間と空間が存在しない。時間と空間が存在しないと言う事は素粒子は重ね合わせの状態、すなわち波の状態として振舞う。そこに観測という一定の時間が加わると素粒子は本来の姿である粒子としての姿、すなわち収縮の状態になる。
我々が今まで理解出来なかったのは時空という概念が常に邪魔をしているからである。
電子も素粒子の一部であるが、電子にも空間や時間という物が無くたった一つの素粒子が波といった形で宇宙全体に広がっている。即ち宇宙空間にある電子の数はたった一つだけで宇宙全体に広がっている。我々が電子や素粒子を観察すればその間はそこに留まるために粒子として観測される。観測している素粒子は観測されていない波の形の素粒子とは別の物と思いがちだが、観測している間に現れる粒子としての素粒子は時空間という概念を持った我々には想像出来ないが、波の形で宇宙空間全体を埋め尽くしている。
私が思うに、光が粒子なら恒星などの一点の発光体から出た光が360度方向に広がっている状態であるのなら、その恒星からの距離が離れれば離れるほどその面積が広がり、広がれば広がる程その面積を埋め尽くすためにも粒子の数が限りなく増え続けなければならない事になって来る…にもかかわらず何処まで離れても360度の方向の全体からその光を見る事が出来る。これを証明するためにもやはり光は波でないと説明が付かない。
また、電子は観測した時にだけ粒子といった形で現れたり消えたりしている様に見えるだけであり、宇宙空間はそんな単純な場(ば)であって、我々から見てエネルギーになったり物質となったりして形を変えて現れたり消えたりしているだけなの単一宇宙なのである。

電子は真空中にも満たされているがその他の物質が存在する場所には電子以外にエネルギーを持った素粒子(レプトンやクオーク等)が存在するため質量が発生するために時間と空間という概念が出現する。

光は電子で満たされた真空中を時速30万kmのスピードで伝わる振動するエネルギーの波であり、粒子である電子の様に宇宙全体に広がっているわけでは無く指向性があり光子には寿命があるが光速であるがゆえに永遠の寿命がある。