最近話題になっている事柄で「素粒子もつれ」と言う物のがある。

2つに分けた量子の片方の回転方向が決まるともう片方も同時に決まると言う物だ。

また、二重スリット実験と言うのが有り、スリットを抜けた量子は波の様な性質を待ち粒子でも有り波でも有ると言うのだ。

我々が馴染んでいる相対性理論は我々が住む世界では常識であっても量子の世界ではその常識は全く当てはまらないと言う。

何故かと言うと相対性理論にも挙げられているが時間と空間は一体であり時空という概念がある。

その時空とはもし物質が存在しなければ時間も空間も存在しないと言う事である。

禅問答の様だが空間があるから物が存在出来、物があるから空間がある。それと同じで物や空間があるから時間が感じられるのでありこの3っが揃って時空が成り立つ。

世の中でまだ誰も気付いていないが物質とされる物には質量(大きさ)と言う条件が存在する。

量子の様な小さな物は物質として成り立たないと言う事を念頭に置いて考え必要がある。相対性理論に関してだが物質の周りには時空が存在する。量子が物質で無ければ量子の周りには時空が存在しないと言う事になる。

時空がない世界を想像するのは難しい、しかし狭い部屋に閉じ込められた自分を想像すれば少し理解が出来る。その狭い空間では外界からも分離されて自分しか存在しないので時間が進むに連れて歳は取るが周りは閉ざされた空間なので時間が経つのを感じ取ることはとても難しい。

仮にその狭い空間を外界から窓を開けて覗いて見たとする。

中にいる物がその閉ざされた空間に30年閉じ込められた時に窓を開けられたとすると、その窓を開けた者からするとこの中の者はその30年経つた時点での者でしか無い。

時空が存在する外界の者がその閉ざされた空間の中を見るタイミングだけで全てが決まる。

その事から量子には時空が無いと考えれば観察された時がその時の量子の姿で有り、空間が無い状態の中で二つに分けて、いくら遠くに離されても我々か住む3次元空間と違い、離す空間自体が存在しないわけなので、我々から見れば離れて見えていても量子には空間と言う概念が無いので実際は量子同志の距離などは無いのである。

これまでの話を全く逆に考えてみる事も出来る。

閉ざされた空間は宇宙全体で有りその宇宙全体が量子によって満たされている。

これが量子の世界で我々から見れば量子は宇宙の何処にでも存在する事になり、宇宙が誕生する前から存在していて時間や空間には影響を受けないのである。観ていない時は宇宙の何処にでもあるのでその全体像は波の様に振る舞い、その量子を観察した時だけはそこで止まった瞬間を見るので粒子(粒)として観察されるのてある。

そう考えれば素粒子学など簡単に説明が出来る。


後説:物理学には時間と言う概念はない。時間が経過したと言うのはエントロピーが増大するだけであって感覚的に時間が経過したと感じるだけである。