「ほめる」とは、辞書的に言えば、

「人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言ったり、たたえたりする」

ことをいうようだ。


最近、褒めることが少なくなっているような気もする。

人間には承認欲求があり、満たされればよい効果が生まれるだから、

褒めなければいけないと、頭ではわかる。

でも、できない。


なぜだろう、と考えてみる。


相手を評価する材料が足りないのだろうか?

いや、材料はあるかもしれない。


評価するポイントを見逃しているのかもしれない。


では、なぜ見逃してしまうのだろう?

自分の中でその相手に求めるものが高すぎたのだろうか?

種々のことに気を取られて、相手をちゃんと見ることができていないのだろうか?


野村克也さんが、

「人は無視、賞賛、非難の3段階で試される」

という格言を残したが、

私の考えもそれなりに近いものがある。


無視することは私の性格上できない。

だから最初のうちは、

自信を持ってもらいたいので、「賞賛」

しかし、賞賛ばかりでは向上できないので、はっぱをかけることになる。


私はどうしても向上心を持ってもらいたいので、

賞賛の言葉をかけないことも少なくないのだが、

少し空回りをしている感が否めない。

「賞賛」の段階をクリアしていない状況なのに、クリアしたものとして「非難」の段階の指導になっているかもしれない。


今の学生は「打たれ弱い」と方々から言われることは頭にはあり、

その気質に合わせた対応をとるのが利口なのだろうが、

今後の成長をかんがみ、それでいいのかという疑念が払しょくできないでいるのも事実だ。


ほめるというのは難しいものだと感じる今日この頃である。

昨年はお世話になりました。
本年もよろしくお願いします。


(1)

昨年一年を振り返ってみると、
「勉強の一年」でした。

震災時の対応の在り方、
奨学金事務の流れの把握、
メンタルヘルス、進路アドバイザー、ITパスポートの検定試験の受験、
そしてキャリアデザインについて。
また、エッセイも投稿しましたので、
まさしく「勉強」という一言で表すのが良いだろうと思います。


しかし、何か物足りない一年でもありました。
例年に比べると「ぼやき」が少ない一年でもありました。
某球団の名誉監督の常套句ではありませんが、
「ぼやき」は理想から出るもの。
では、「理想=現実」の図式であったかと言うと、
決してそういうわけではなかった。
現状に追われすぎて、ぼやいている暇がなかったというのが正直なところだと思います。
急速かつマルチな対応が求められるようになっていたからです。


(2)


おそらく、この傾向は今後も続くことかと思います。
もっとも、私以上に大変な方は世の中にゴマンといらっしゃるわけですから、
このことについて、どうこう言おうとは思いません。

ただ、「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活との調和)」を取ることができることが
個人的な大きな望みであることは間違いのないところです。

業務停滞や成長の妨げになる等、他人に迷惑をかけるようなことはできませんが、
「ワーク・ライフ・バランス」は今年の大きなキーワードになるでしょう。


キーワードが抽象的であるため、
具体的に何をしていくべきか、何を求めるべきかは
これから考えていくことになるでしょう。
有給休暇の消化率を挙げることとか(笑)……

「自己実現の手段としての仕事」という職業選択の原点にも
立ち戻ることも「あり」かもしれません。

もっとも、私は教育(学校)業界にいることを誇りに思っていますので、
この業界からは離れるつもりはないのですが。

なにはともあれ、私生活の充実が仕事の充実に結び付くような
そんな一年にしたいと考えています。


(3)


業務上、本年は苦しい状態のスタートになります。
就職戦線が予想以上に厳しいですから、
「どうやって内定をものにしていくか」
というのが一番高い関心事項になることは否めません。

私だけではなく、
就職の未内定の人たちが、いち早く安定した職業につけるようになってほしいとも願っています。

私が書くのもおこがましいが、試験の対策問題である。


【特集 なぜ、いま「キャリア教育」か】

<その① 若者を取り巻く日本のいま>

Q1.晩婚化は少子高齢化の大きな要因となりうる。この文は正しいか?
A1.正しい


Q2.日本の平均寿命は男女合わせて86歳であり、世界第一位である。この文は正しいか?
A2
.誤り
(解説)
日本の平均寿命は男女合わせて83歳であり、世界第一位である。なお、男性は平均79歳(第4位)、女性は86歳(第1位)である。


Q3.日本の総人口に占める若年者(15~34歳)の人口の割合は4割である。この文は正しいか?
A3
.誤り
(解説)
日本の総人口は1億2737万人であり、若年者の人口は2826万人である。したがって、若年者の割合は22.2%である。

<その② 新規学卒者の就職状況と課題>

Q1.平成23年2月1日現在の統計によると、大学の就職内定率は調査以来、最低の内定率であった。この文は正しいか?
A1.正しい。
(解説)
平成23年2月1日時点での統計では、大学の就職内定率は77.4%であり、前年度同時期より2.6ポイント下降したという。


Q2.平成22年度の高校卒業者において、普通科の生徒が、他学科に比べて、一番就職率が高かった。この文は正しいか?
A2.誤り
(解説)
全高校生数の70%を占める普通科生徒の就職率は他学科に比べて低く(86.6%)なっており、職業や仕事の意識形成が課題といわれている。
以下は主な専門学科の就職率である。
工業:97.0%
情報:94.9%
福祉:94.9%
農業:93.6%
水産:93.3%
商業:93.0%


Q3.平成22年平均の完全失業率を年齢別で見ると、次のどの年齢層が最も高いか?
ア、15~24歳
イ、25~29歳
ウ、30~34歳
エ、35~39歳
A3.
(解説)
平成22年はすべての年齢層で上昇しているが、15~24歳は9.4%と最も高い。


Q4.「学校に通学せず、独身で、収入を伴う仕事をしていない15~34歳の個人」を表すカタカナ語は何か?
A4.ニート
(解説)
ニートは"Not in Education, Employment or Training"を取った略称(NEET)で、1999年にイギリスで名づけられた。
日本では「若年無業者」とも呼ばれる。推定で60万人程度いるといわれている。


Q5.平成22年平均のフリーターの数は前年よりも5万人減少した。この文は正しいか?
A5.誤り
(解説)
平成22年平均のフリーターの数は前年よりも5万人増加し、2年連続の増加となった。

この検定は「高校生をはじめとする若者の進路に関してアドバイスをする立場の人が、身につけていてほしい進路に関する情報や知識の量を測るための検定」であるそうだ。


出題内容は以下のとおり3領域6分野から出題される。
(1)進路指導・キャリア教育の基礎知識
 ・進路指導・キャリア教育の基礎知識(100点)
(2)学校に関する基礎知識
 ・学校に関する基礎知識(100点)
 ・入試に関する基礎知識(100点)
 ・学費に関する基礎知識(100点)
(3)職業に関する基礎知識
 ・職業に関する基礎知識(100点)、
 ・就職の現状に関する基礎知識(100点)


合格基準は以下のとおりである。
総合得点420点以上(600点満点の70%以上)かつ6区分の得点がそれぞれ60点以上(100点満点の60%以上)をもって合格。
※1区分でも60点に満たない場合は、たとえ総合得点が420点以上であっても合格とはならない。


出題問題の約8割は「進路アドバイザー検定公式テキスト」より出題される(2011年度より)ため、
いかにテキストの内容を理解することが大切である。
そこで、しばらくこのブログの内容は、進路アドバイザーに関する内容を取り上げたい。

昨日 わが国を代表する某巨大電機企業で大学の就業力育成セミナーに参加した。

残念だが、決してデートに行っていたわけではない。


話を聞いていると指導法と言うより、システムをどう作るかということに重点が置かれていた。
大学のように指導者(教授ほか)と教務(事務方)が別であると、
まず組織的にどのようにまとめていくのかという点で苦労するな、というのは感じがした。

以下はこのセミナーで気づいたことである。

□就業力育成のカリキュラムを作成することが職員の能力開発に寄与した。
□外部企業と産学連携し、カリキュラム開発にも携わってもらった。
□某巨大電気企業で求められる人材像は以下の通り。
 ・会社の求める価値観に共有し、価値観に沿って行動できる
   イノベーションへの情熱
   自助
   共創
   ベタープロダクツ・ベターサービス
 ・ビジネスを行う基礎能力を持っていること→社会人基礎力、就業力
   課題発見力、想像力⇒イノベーションへの情熱
   主体性、実行力⇒自助
   発信力
   傾聴力
   ストレスコントロール力
 ・職務適性……専門知識・スキル。その仕事に向いているか。
□某巨大電機企業の事業部長クラスが求める若手人材
 ・学力、論理的思考力、コミュニケーション力は最低限必要
 ・打たれ強く、挫折を乗り越えてきた経験のある人
 ・仕事への覚悟、製品や事業内容への主入れなどの仕事観のある人材がほしい。
  →プロフェッショナル志向、こだわり。
 ・バイタリティ、統率力
 ・意識的に異質な人材登用、多様性を高めたい
□某巨大電機企業の人材に関する課題
 ・インターンシップの受け入れ拡大
 ・キャリア講座への社員派遣
 ・産学連携の充実
 ・就職協定の見直しに関する対応
□先輩の仕事ぶりのパンフレットを作成して学生に配布すると、学生に受けがいい。
□先輩と後輩の関係作りが大切
 就職に強いと思われる三田にある大学はOB・OGの組織が強い
□教職員がキャリア育成に興味を持ってもらうにはどうしたらいいか?
□企業にとってインターンシップのメリットは何だろうか?
 CSRだけ?
□某大学の新しいキャリア教育の開発 ~社会人訪問プロジェクト
 ・全学的に行い、学部横断でグループをつくる。
 ・チームで社会人を訪問してまとめる
 ・目的
   業界や職業について学ばせる
   異世代とのコミュニケーションの訓練
   憧れの社会人の発見

診療報酬チェックポイント

1.レセプトのひっかりやすいところのチェックポイントを作ってみます。ご参考までに。

外来

□病院・複数診療科が出題される→他科初診に注意する。
 ※該当の診療科の初診の日に他の診療科で診察が行われているか?→行われていれば他科初診
 ※レセプトの記載に注意する。
□診療所の診療時間に注意→夜間早朝加算が出題される恐れがある。
 ※特に午前6時~8時、午後6時~10時(土曜午後0時~午後10時)
 ※夜間早朝加算は「診療時間内」で30時間以上開業している診療所(届出あり)で行う。
 ※「診療時間外」の時には夜間早朝加算は算定しないこと。
□再診料の外来管理加算は要件に注意をすること。(忘れることもあるので注意)
□病名に注意する。
□採血料や判断料に注意する。
□(外迅速)の要件に注意する。
 →検査当日に文書にて検査結果を報告した場合に算定。
 →対象となる検査には実施日を記載する。

入院
□施設の概要・届出の状況はよく読んでおくこと。
□医療機関の所在地は離れたところに記載してあるので、読み落としをしないこと。
□救急病院の指定あり
 →紹介にて入院    
   救急医療管理加算は算定不可 
 →救急車などで搬送
   救急医療管理加算の算定の可能性(対象疾患に注意)
□診療録管理体制加算は入院初日のみ
□薬剤管理指導料は薬剤師の服薬指導があるときに算定
□麻酔管理料は手術前後に麻酔医の診断があるときに算定
□画像診断管理加算(Ⅰ)(Ⅱ)の届出
 X-Pの実施 →(写画1)の算定
 CT、MRIの実施 →(コ画2)の算定
□点滴の薬剤は1日分をまとめて計算し、点数に直す。
(特に術前、術後点滴に注意する。)
□麻酔の薬剤は麻酔前投与の薬剤もあわせて計算し、点数に直す。
□CT、MRIをしたときの診断料の抜けもれに注意
□呼吸心拍監視などの時間に注意。呼吸心拍監視は必ず算定開始日を摘要欄に記入する。
□ドレーン法(ドレナージ)を実施した場合は、「圧力をかけた」という表記がない限り、「持続」と記載されていても、ドレーン法(その他)で算定する。


2.学科についてはわかるものからやって消去法で解答を出すようにしてください。
おそらく最初の2~3題は難しいですから後回しにして。

3~4題目からは、点数表の項目順に出題されます。
出題傾向をみると圧倒的にその点数の「通知」から出題されます。
もし、通知に記載がなければ、疑義解釈(点数表の青い文字)か告示(網掛け)です。さもなければ、施設基準にありますから探してみましょう。

女性の間では人気のある医療事務の検定試験

そういうのを分かっているのか、検定試験が乱立している状態である。
法的には営業の自由があるので、検定協会を立ち上げて実施する分にはもちろん問題ない。
しかし、中には道義上、首をかしげざるを得ない検定試験もあるのも事実である。


医療事務の検定試験の主催者は中立的な立場で運営されているものはそれほど多くない。
大概バックにはスクールが付いている。
そして、受験資格はそのスクールを終了していないと受験できないものが多い。
大手のスクールがバックについている検定試験は、
少しずつ受験資格に「スクールの終了を要件とするもの」は少なくなっているが、
マイナーな検定試験はまだまだである。


また、主催者団体の中にはホームページすら持っていないものもあったり、
試験実績を公開していないものもある。
資格を紹介する本には当然掲載されていない。


このほかにも、医療事務の検定試験の運営をやっていると、
ほかの分野の検定試験にはないおかしなこと出くわす。
・試験問題がインクジェットで印刷されたものをコピーした安っぽいもの。
・団体受験をするのに、受験料のほかに団体登録料みたいなものを請求される。
・試験問題を使いまわすためだろうか、実施した問題を回収する。


試験の良し悪しは、試験問題の中身で見るべきだろうとは思うが、
主催者の信頼性は、医療事務の資格を選定するうえでは重要と思う。
もっとも、医療事務の採用は著名な資格試験の合格だけではない。


  • 授業の進め方

 高校では決められた教科書を用いて授業を行っていく。専門学校でも同じように教科書を用いて授業を進めていくのであるが、中には高校とは異なり、教科書を使用せず、板書やプリントだけで授業を進めるケースがある。

私はほとんどプリント主体で授業を進める。その理由は大きくわけで3つある。


 ・授業を効率よく進めていくため。

 ・体系だった教材がないため。

 ・印刷メディアである教科書では変化に対応できないため。


 私は主として医療事務・医療秘書関連の教科を指導しているが、診療報酬請求の点数表解釈の教科書を除いては、プリントを主体として授業を進めている。「医療秘書」では、秘書技能検定試験・医療秘書技能検定試験の合格を目標に授業を展開しているが、範囲が広い上に時間数の制約を受けるため、教科書「を」指導するとなると内容が消化できない。加えて医療秘書技能検定試験に焦点を絞った教科書は、記述量が多い上価格も高く、体系化されておらず内容がだぶついていたり、その上レベルが高い。教科書を使用することは、現状では学生が消化不良をおこす可能性が高い。検定に対応するために量をこなす一方で学生にわかりやすく説明するために、教員サイドである程度内容を精選・体系化しておく必要がある。その手段として私はレジュメ(講義の要点)を作成して配布するのである。

  • レジュメを作る

 私はレジュメを作成するときは、次の観点で作成する。

 1)章、節をつけて位置づけを示す。

 2)流れの上で必要だが、書くまでに至らないところはプリントに掲載する。

 3)絶対に理解して欲しいところは空所にしておき、学生に埋めさせる。

  • 板書

 板書は必要な項目だけにしておきたいと思っている。なぜなら、すべての項目を板書すると時間がかかるのである。こちらが板書すれば良識ある学生はノートをとる。ノートをとっている間は板書は消すことができない。板書をノートに書きながら教科書を見て話を聞くという受講テクニックをどれだけの人間が持っているのだろうか?このことを考えるとき、ノートを取っている間はあまり話さないようにしなくてはならないだろう。まして1つの黒板に書くことのできる量は限られている。*1 そうすると、余計なことまで書いてしまえば内容が消化できず、間に合わない事態を生じさせてしまうことになる。



この文章は5年前に書いたものであるが、最近は板書を多くしようと思っている。

その理由は、以下の3つである。

1)レジュメ中心だと最近の学生は寝てしまう。板書を書くという「作業」をさせることで、寝ることを防ぐ。

2)板書は適度な間を生むことができ、リズムを作ることができる。

3)レジュメ中心の授業よりも、気持ちが伝わりやすい。

成績もそこそこ取れているので、やっぱり教育は手間暇かけることが大切なんだな、と思う。

 いつも思うことだが、いかに効率よく学生に理解させるか、言うのは簡単だが行うのは難しい。ともかく学生が理解できればどの方法でもいいのである。