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同じ地元に住むAさんに誘ってもらって参加した、『さよなら原発 神戸アクション』。


“KOBEピースiネット”ほか多数の団体が呼びかけをおこない、三宮の東遊園地でおこなわれた。


いうまでもなく、福島原発事故をうけて、原子力への依存に疑問を投げかける目的の集会。


集まったのは、ふつうの市民。


子ども連れも多く、女川原発近くで暮らしておられて大阪へ移住してこられた被災者の方もおられた。


そんな中配られた、昨年5月時点の日本の原発分布図がこれ。



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細かくて見えにくいかもしれないけども、運転中のものは54基。(うち福島第一原発は現在停止)


建設中のものすら2基あるのだ。


つまり、今の日本はこれだけ原子力に依存しているということ。


「原発NO!」というのは簡単だけども、今日まで私達が生活してこれたのは、紛れもなく、消費されるエリアよりも遙か離れた場所で量産される電気があったからこそ。


集会では「ただちに原発の使用停止を!」との声もたくさん上がっていた。


現実に被災された方もおられる中、当然のことだろう。


けれども、これは本当に難しい問題。


今ただちに原発を止めることができたとしても、代替手段の整備はほぼ手付かずなのが現実なんじゃないだろうか。


現代日本で、電気なしで生活するのは不可能に近いといっていい。


仮に国民個々の生活レベルではなんとかなったとしても、経済活動はどうする?国の歩む道筋はどうなる?




でもとにかく、今日から、電力のあり方を、生活のあり方を、考え直す方向へシフトしなければならない。


現に、東海・南海地震が控えているのだ。




今日のデモに参加しながら、それでも私個人は、「ただちに原発の停止を!」と言うことは実際問題なかなかできないと思った。


でも、原発と平行させながら、そして徐々に縮小させながら、できるだけ早期に新しいエネルギーの国へとシフトしていかなければならないのは間違いないと思う。


いかんせん、平凡な一般市民には、専門知識がない。


なにかしたくとも、どうやってよいのか皆目わからない。


原発の状況をわかっているはずの国が、今こそ、国民に対して何か方策を提示するべきではないのか?


一人一人にできることは小さくても、1億2,000万が総力を挙げれば、超大なチカラになるのだ。



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(誘ってくれたAさん。

集まった皆は思い思いのアイテムを持ち寄っていた。

私は無論、“KNOW NUKES”のTシャツ)