昨夜の読売新聞夕刊で一面に載っていた。

放射能拡散状況をシミュレーションするSPEEDIというシステムによると、福島原発の放射能は西日本の太平洋側~沖縄全域の広範囲にわたって拡散している、と。

無論、国も気象庁もデータは把握しているが、混乱を抑えることを理由に国民には非公表という。

同情報は欧州各国はすでに把握していて、連日の気象予報とともに公開もしており、日本の対応の遅れについて疑問視しているという。

今朝のNHKニュースでいつ読まれるのかと待っていたが、ついにトピックに上がることはなかった。

放射能は目に見えないから周知しなくてもいいのだろうか?

地震後まもなく日本を離れていく外国人が、報道関係からマイクを向けられて、「私たちのほうが日本のことを知っている」と言っていた。

あの時は、何を知ったようなことを、と正直不快に思ったものだけども、こういうことだったか。

知ったところで、自衛するには限度を超えている。

けれども、国には明らかに説明責任がある。

国を支える国民を、何だと思っているのだろうか。