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なんか照れくさいタイトルとカバーなんで、買うときちょい恥ずかしかったんやけど。

三十路に入ったいわゆるOLが、ひょんなことで出逢った大学生の男の子と織りなす恋物語。

なんでこれを買ったんだろうね私は。

願望か!?

ははは

しかし、自他ともに認める“ハイ・ミス”(古っ)が主人公の、ハイ・ミスのための小説やな、これは。

今そういう言葉を使うと、セクハラとかになるんでしょうなあ。

でもまあ事実やからしょうがないっすわ。

なんていうかこう、年齢を重ねただけ仕事なり人生の経験はそれなりにあるけれども、不本意にも(いやほんと不本意に)独り身であるということの、一抹の虚しさや、一方では気楽さ。

年齢相応の身のこなしとはうらはらに、実は心の深いところに棲んでいる、純粋な少女の部分。

私が生まれた年に第一刷が発行されたこの小説、今の私が読んでいて、いちいちうなずき、心の移ろいが手に取るように見える。

この歳で恋に一喜一憂して、息もつかせぬジェットコースターに乗ってる高校生みたいな自分と、それを見つめる自分とが、自分を二分する。

こういうの、女だけかしらん。

それとも、男女の共通項なんやろか。

聖子さん、教えて~