今回は燃え尽きた。

燃え尽きたついでに発熱しそうやわ。

正直、“楽しい”を通り越して“放心状態”にまで達した。

体調がいつも通りでなかったらしいことを事前に自覚してなかったのが不覚だった。

いつもの自分ならできるはずのことができなかったりして、あれ?あれ?と首を傾げる場面がちらほら。

疲れを残したままウィンドを強行してはいかんね。

ていうか私の場合、ウィンドに臨む日程を決めたのなら、なんとしても疲れを残してはいかん。

それが原因で無駄に消耗していくことほど歯がゆく情けないことはない。

それでも、今日は朝6時過ぎから、休憩を挟みながら15時くらいまで、最後はほとんど気力で乗った。

初めて経験する冬の福間の波やうねりに翻弄されて、悔し涙を流しつつ、「できんはずないやろ!!」と自分に大声で渇を入れる。

不安と焦りと期待とがないまぜになって、自然と自分に対して声をかけてしまう。

でも、いつもいつも楽しかったら嘘やからね。

辛酸もなめんことには上達せんとよ。

朝一番から2時間半あまりは、波間を縫って出艇する練習を続けて一度も叶わず。

昼前にはようやく1回成功して、午後には3回に一度は出艇できるようになった。

が、もはやスタミナ切れ。

なんとか沖に出て行くことはできても戻ってこれないかもしれない、というリスクは犯せないので、3時過ぎに、更なる出艇を諦めた。

朝練で波に揉まれすぎてセイルを破り、ボードの頭にはセイルを直撃させてヒビを入れ、しかも自分は体力限界と、惨憺たる状態。

でも、強風と波の中で、いかに楽に乗るためにはどう工夫すればいいかということが、なんとなくでも理解できた。

無駄な体力の消耗は、時間の消耗でもある。

少しでも長い時間楽しく乗るために。

トレーニングの3ステップを大切にしよう。

イメトレ、陸トレ、海トレ(実践)。

イメトレができないなら、陸トレはできない。

陸トレができないなら、実践はできない。

上級者の言葉は説得力ある。

頭を使い、たゆまぬ努力を惜しまない人だけが、、上手くなれる。

今日は帰り際、「来年はレースに出る」宣言をした。

おしりに火はついたばい。