最近、上司がえらく早く帰りたがる。

私は普段、日中はバタバタしているので、通知やら通達などの、本社から出される連絡事項にほとんど目が通せない。

いちおうプリントアウトはするものの、手を着けられずに積もるいっぽうだ。

ここ数日、それらを読んでないことにさすがに危機感が芽生え、仕事が落ち着いた夕方以降に読もうと試みるも、背後からは上司の無言の“早く帰れ”ビームが背中に突き刺さる。

私のことはええから、ほっといてんかー

と言いたいところだが、小心者ゆえに開きかけた通知文をまた閉じてしまう。

今日はついに、自宅で読もうと持ち帰った。

久々のことだ。

でも、こういう感覚懐かしい。

多分小さい頃からこんな性格だったんだろうと、自分で思う。