2025/8/18(月) ホッとカフェ in楠葉生涯学習市民センター 第一集会室 

スタッフ5名 来店者11名

 

8月のホッとカフェは

6/8放送(BS―MBS)『関口宏のこの先どうなる「介護崩壊社会」』

の番組を見たスタッフの提案で

 

これは広くみんなで見たほうがいいのではと

 

場所も楠葉生涯学習市民センターの部屋を借り

スタッフも含め16名の参加で意見交換しました。

 

 

この番組では2025年団塊の世代が75歳となり

後期高齢者の数が最も増えるといわれ

 

今後2040年までに増え続ける想定で

介護をはじめ高齢者をとりまく社会問題について取り上げています。

 

また、当該番組では2024年時点での従業員の月収は

 

全産業平均では38万6千円であるのに対し介護職員の月収が30万3千円であり

 

その差額が8万3千円に及ぶこと。

 

また、2024年に介護報酬の基本報酬が改定され

事業者の36.7%が赤字となってしまったこと。

 

 

これらの問題を解決するためには

 

介護従事者の給与を10%アップ。

 

介護保険料は引き上げず「公費の負担を引き上げ」。

(10%のアップには相続税の税収を充当する

 :10%のアップは相続税の税収で賄えるらしい:約1.4兆円で国家予算のほぼ1%強)

 

介護職員の社会的地位の向上と職業の安定化。

(ホームヘルパーの公務員化:介護は公共サービスと位置づける。

そのことにより介護職員へのハラスメントも抑止)

 

一部医療行為が可能な「療養介護福祉士」の創設が必要

 

との解説でした。

 

「介護が止まる滞ること」

 

は社会全体が成り立たなくなることであることを認識しなければならない」

 

としています

 

 

 

ビデオを見ての問題点・感想を整理しますと

 

①   介護職員、介護事業所の減少はすでに「訪問介護の報酬引き下げ」によって

ヘルパーの減少、介護事業所の経営難が起きてきており

 

それにともなって介護を受けられない高齢者が出てきています。

 

②   また、仕事をしている世代が親の介護にあたらなければならず(ビジネスケアラー)

 

仕事を辞めざるを得ない大変さ

社会の経済的損失も9.2兆円になる

 

という試算もあるとのこと。

 

③   一人暮らしの高齢者の増加もあるわけで

孤独死の増加の懸念も・・・

 

この番組を見終わって、あまりに課題が多く参加者も自身や家族に引き寄せて受け止め

 

番組を見終わって「う~ん・・・」

 

と言葉が出ない様子でした。

 

①の「訪問介護の報酬引き下げ」は大問題

 

大きな事業所に併設されている施設のヘルパーを想定しての改悪で

 

そもそもヘルパーさんの仕事内容から見たら、もっと引き上げていいのが妥当。

 

公務員扱いにするべきという意見も・・

社会的な役割をになっています!(エッセンシャルワーカー)

 

②は 家族での介護は何時から何時までという働きではないので

本来の仕事を持っている人には大変です。

 

場合によっては仕事をやめなければならないことも。

 

難しい問題です。

 

③は「一人暮らしの人の老後の準備」について

 

以前「ホッとカフェ」でもエンディングノート、財産管理、後見人など学習しました。

 

が・・・

 

こうした準備ができないまま孤独死に至ることも深刻な問題です。

 

 

会終了直後。

 

長年ホッとカフェに参加してこられたM氏が連絡が取れずにいて・・

 

先日亡くなられていたことが伝えられ、一同言葉を失いました。

 

よって、後日の検討で、次回9月15日のホッとカフェのテーマは

 

   「孤独死について考えよう」

 

になりました。

 

本日の茶菓子:緑茶

       コーヒーはSさんがいつもの会場である

       「ちょこっと」

       から出張して入れてくれました!

 

       クッキー、おかき