コロナ感染騒動顛末記


前回までのあらすじ・・

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2022年大みそか。

娘から

コロナ感染したとの連絡があり、あわてて検査キットで検査したところ陽性反応。

年が明けた正月早々から診察しているところを探したがが見つからず、保健所に相談。

「緊急診療所で診察を受けるよう」に指示を受ける。

しかし、緊急診療所を訪れたところ、「コロナの診察はしていない」と断られてしまった。

そして、診察をうけないまま1月4日になった・・

4日に開院した診療所で何とか受信したが、結果はなんと陰性。

夫はかかりつけ医があったので、そこで検査キットの結果をもって陽性認定。

しかし、特段の症状はない。本当に陽性かあやしい・・


なんだかな・・という結果のまま、コロナ騒動は一段落したが・・

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夫はもともとの持病があり、加えてコロナ感染扱いである・・

その夫の病状は少し良くなってきたと思える日と、やはり呼吸が苦しかったり、食事が思うように食べられなかったり、トイレに行くのも大変で、部屋へ戻る途中で力なくへたり込んでしまったりするので、再び医大に通院。

医師の診断では「炎症の数値は良くなっているが肺の外側に溜まった水は減っておらず、それで苦しいのだ」と。

又、仕切り直しの日々となった。

今もいい日と悪い日があり「大波・小波くん」と呼んでいる。

ありがたいことは、量が少ないなりに朝、昼、夕と一応食べられるようになっていること。

これが何よりだ。

大波・小波の生活で、今は少し良くなっても明日は分からない。

悪くなると看護師さんやヘルパーさんの手が必要となる

今の介護保険区分ではまかなえなくなり、「私費」でお願いしたりが発生する。

ケアマネージャーさんは一月に入って介護区分の見直し申請をして下さった。

ヘルパーも看護師さんも見直しが必要と言われていた。

市からの調査員が来てくださった際に

私も娘も

「トイレにも行かれなかった。何とか行ったものの、帰り着けず床に座り込んで立ち上がれなかった。

呼吸が苦しく酸素を入れても寝られない。不整脈が出る。

食事にムラがある」等々。

状態が悪い時のことばかり話すので

「それは以前のことでしょう。私は今のこの方を見に来ました」

と、お役人らしいお答え。

「私としては、夫は今は良さそうでも明日がわからない状態で

介護保険が一年間有効なら、今だけでは不十分だと思えるけどな~。

とにかくこの人は大波・小波くんなんです」とつぶやいた。

いずれにしてもどんな決定が出るかはともかく、

当の本人は「ランクが高いよりボクは元気な方がいい」ときわめてあたり前のお言葉。

「そらそうやけど、でもケアマネさんもヘルパーさんも、ドクターも見直しが必要だと言って下さったんやから~」と私。

二月に入って市から介護判定が届いた。

「軽度の介護を必要とする状態であるため『要介護2』(*)」という判定だった。本人の言う通り、元気な方がいいのだから、又、病気と向きあってゆっくりいこう。


                                              *:要支援2→要介護1→要介護2と2ステップ介護度があがりました。

介護度があがり、即、ベットのレンタルが復活し、自費から一割負担となった。

複雑な気持ち・・。私のベッドは自費。


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 二月に入って、庭にはひよ鳥やメジロ、キジバトがやって来るようになり、パンやみかんを食べている。

毎日パンやみかんを切り、寒い中ベランダに出て並べておく。

鳥の食べっぷりを見た夫が

「パンはもっと小さく切ったら?」

「野生のものにそんな気遣いはいらん」と私。

冬の日差しの中、鳥の姿を見るのは楽しい。

一昨年、この庭でパンを食べ水を飲み、小さな木のしげみで過ごすため、毎日来ていたシロハラは今年も来る様子はないが、

「鞍馬山の自然」を写したテレビに冬鳥のシロハラがいた。

少しガッシリした様子で鋭い目つきになり木の芽をかじっていた。

「こんなとこに居たの?」とうれしかった。

「春にはカムチャッカや中国に帰っていく」と言っていた。

「元気で飛んでくれることを祈る。まるで私だけのシロハラや!!」

シロちゃんにも「暖かい心をありがとう」と言う私の冬です。

 


画像お借りしました https://maamarimari.com/sirohara/

とりあえず(完)

S・Mさんは今も元気で過ごされてますが、夫君は体調不良で再入院される見込み・・

また、折に触れ投稿をいただきたいと思っております。

すずらんの集いスタッフ一同