コロナで明けた今年も間もなく終わろうとしています。

コロナは、少し落ち着いているとはいえ新種のオミク

ロン株が増加の傾向にあり、

予断を許さない状況です。

 

「すずらんの集い」のスタッフも、「ホッとカフェ」の場で

の介護の話だけでなく、知人や親戚等の身近なとこ

ろでも介護を意識する状況がありました。

それだけ介護の問題が、日常の風景になりつつある

ということだと思います。

2025年に向かってますます高齢化社会が進む中で、

介護人材不足は深刻でまった無しの喫緊の課題で

す。

 

 コロナ禍の中で、医療はもちろんですが、介護の重

要性が改めて再認識されたのではないでしょうか。

介護事業所が閉鎖になれば、たちまち在宅生活が維

持できない一人暮らしや高齢者世帯など。また介護

負担の重圧が家族にのしかかるなどの状況が起こり

ます。

 

大変な状況は、介護当事者・家族だけに留まりませ

ん、介護事業所の運営も立ちいかなくなります。

コロナ禍で小規模介護事業所が廃業に追い込まれ

ました。

(介護事業所に限らず、中小の商店等も同様ですが。)

 

政府も、さすがに医療・介護・保育などの職種の待遇

改善を口にするようになりましたが、政府の言う賃上

げ幅は、1桁間違っていると言わざるを得ません。

 

 介護保険サービスは、保険でありながら保険料は

値上がりを続け、受けられるサービスは後退を続け

ています。

 

介護保険制度は始った当初、介護の「社会化」をめ

ざしてスタートしましたが、今では「自助や互助」が強

調され、家族や地域に丸投げの制度へと回帰してい

っていると言えます。

 

今後、国は更なる介護保険制度の改悪で、介護人材

不足を補おうとしています。

 

コロナで、入院できずに自宅放置され助かる命が助

からなかった状況は、記憶に新しいと思います。

今後、介護を必要とする方が、介護を受けられない

状況が作り出されることがないように、「すずらんの

集い」は来年も、介護当事者・家族、介護従事者等と

つながり、

「より良い介護」

「尊厳ある介護」

をめざして行動、発信していきたいと思います。

 

来年も宜しくお願い致します。

 
すずらん代表 松田
 
 
 
 
         「ひらかたパーク」観覧車     来年は明るい一年になりますように☆