突然の大雪が降りました。
冬に災害?!と馴染まない感じもするのですが、
大変な事態になった地域もあり、
「すずらん」では改めて避難所について考えてみたいと思います。
コロナ禍が生み出した新たな災害時の避難形式
少し前の話になりますけど、
枚方市の10月号広報で「ダンボール製品で避難所を快適に」という記事が掲載されました。
何かにつけて、動きの鈍い枚方市ですが、
コロナ禍で「ソーシャルディスタンス」を国から指摘された結果でしょうか?
ダンボールベッドを提供するのは 「Jパックス」と「セッツカートン」という2社で
簡易ベッドやシート、間仕切りなどが提供されるようです。
これで「雑魚寝」が解消されると明言してますので、
「すずらんの集い」が要望していた「TKB(トイレ・キチン・ベッド)」のうちの
「べッド」
に当たる部分は、改善の方向が見えてきました。
(提供されている写真をみるとプライバシー確保にはイマイチという気がしますが・・・)
自然災害が、私たちの要望を後押しした感じですが、
いずれにしても解決の道筋がみえたのは歓迎です。
ただ、避難所のもつ問題点はまだまだあります。
そもそも、現在の避難所の体制は避難弱者(要介護者・障碍者等)を意識したものではありません。
要介護者・障碍者等の日常を知ったうえでの避難所設計とはなっていないのです。(詳しくは別途)
そして、もっと問題なのは、枚方市の場合「トイレの準備数」が極めて少ないということです。
枚方市は、避難所のトイレ数を100人につき1基と決めています。が
国は阪神・淡路大震災(1995)、東日本大震災(2011)での
トイレの汚染による使用不能の経験を踏まえてトイレの数を50人に1基、
長期の場合は20人に1基と方針を変更しました。
しかしながら、枚方市はいまだに100人に1基のままのようです。
このあたり、枚方市の真剣度を今一度確認したいものです。
(続く)
スタッフSより
大雪に見舞われた地域の方々、コロナ不安もある中
本当に大変だったと思います。
くれぐれも健康にご留意ください。