梅雨が明けました。が。

今年は梅雨前線が停滞し(線上降水帯というらしい)

極地的に集中豪雨となって、

各地で洪水が発生し大きな被害をもたらしました。

 

はや台風4号が発生し、

すでに沖縄が暴風雨圏域です。

次は台風の備えが必要です。

本当に大変な時代になったものです。

 

すずらんの集いでは、

2018年6月大阪府北部で発生した震度6弱の地震を

経験したことを機に、

高齢者・要介護者の災害時の避難先・避難方法などについて、

勉強をかさねてきました。

そうしたなかで、「避難所問題」を調べてみてわかったこと

 

枚方市の避難所では

トイレ設置基準は100人に1基とされています。

(枚方市地域防災計画資料より)

これに対して

国際的な災害時の基準としては、「トイレは20人に1基、

女性はその3倍を基準とすべき」とされています

枚方市のトイレ設置基準では、本当に避難所生活が送れるのか不安です。

 

また、枚方市作成のハザードマップで

淀川氾濫時に水没する地域の小学校がいまだに避難所に指定されています。

先日の熊本の河川氾濫でも、避難所が水没したとの報道がありましたが、

これだけ河川氾濫が頻発する時代ですから、

避難所の見直しを早急にするべきです。

 

災害時要支援者(高齢者・要介護者など)に対する

対応方法としては、

一時的に一般避難所へ避難し、

避難所内に要支援者対応のスペースを確保、

中期(48時間以上)にわたる場合は

福祉避難所に移動するという方式で、

災害発生直後の障碍者・要介護者への対応策が不十分です。

 

TKB(トイレ、キッチン、ベッド対策)は改善されているのでしょうか?

今回の九州の水害では、避難所はダンボールベッドと、

仕切りが設けられている避難所があるようでした。

コロナ対策と思われますが、おかげ(といっては不謹慎かも)で、

プライバシー対策は一歩前進かもしれません。

 

ただ、収容人数は(ソーシャルディスタンスの関係も含め)減少しているみたいです。

枚方市もソーシャルディスタンスとプライバシー対策を施した避難所にグレードアップしているのか、再度枚方市に問い合わせる必要がありそうです。

 

とろで

 

枚方市の避難所収容人数は47,000人として計画されており、

これは市の総人口40万人の10/1を少し上回る程度です。

その他の人々は、独自の避難先を確保できるという算段なのでしょうか?

また、最近のメディアの論調は「避難とは避難所へ行くことを意味しない」と言い出しており、この論調がいずれは、行政から「避難は自己責任で」と言い出しそうで不気味です。

 

(担当者Tより)