6月24日、東京の国会前で開かれた「戦争法案(安全保障関連法案)」に反対する座り込み、集会に参加しました。18時半からの集会には新聞等で3万人が集結したと報じられていました。私は、午前10時に現地に着きましたが、国会前の歩道にはたくさんの方がすでに集まり、座り込んでいました。しばらく座り込んで参加者からのアピールを聞いていましたが、11時頃から国会議員への要請行動に参加しました。

 衆議院の「平和安全法制特別委員会」の委員が45名おり、それぞれ第一議員会館に23名、第二議員会館に22名いるため、二手に分かれて要請に行きました。私は、第一議員会館の方へ関西から来た多くの仲間と共に総勢11名で行動しました。 23名のうち4名は不在でしたが19名(自民11、公明3、維新1、民主2、共産2)の議員事務所に行き話ができました。うち3名は議員本人と、その他は秘書対応でしたが、「法案の廃案を求める要請書」を手渡し、交替で数人ずつがそれぞれ思いを伝えました。

 関西から夜行バスできたこと、法案がいかに憲法に違反しているか、また私たちの子や孫たちが戦争に行かされる等々。枚方からも先日の街頭での市民投票の結果を伝え、8割近い市民が、こちらが語らなくても反対に票をいれてくれたことなど伝え、こうした民意(国民の声)をしっかり受け止め、審議してほしいと要望しました。

 自民党や公明党の事務所もさすがに、情勢が情勢だけに、むげに断ることもできず丁重に対応していました。事務所に反対の電話やFAXも来ているとのことでした。自民党の秘書の中には、私たちの話もわかると複雑な立場を吐露する場面もありました。

 維新の下地議員は私たちの要請に、「法案はそう簡単にはいかない(通らない)。」と楽観的にもみえましたが、しっかり反対の立場で頑張って欲しい、また公明党の大阪選出の伊佐議員には「平和の党としてどうなっているのか」、「歯止めをかけると言いながら、歯止めになっていないじゃないか。」等、参加者で迫りました。そして民主党や、共産党の赤嶺議員(沖縄からちょうど帰ってきたところ)には廃案に向けて共に頑張ろうと激励を行いました。

 13時半過ぎまで連続しての要請行動でしたが、参加者の思いを予想以上に伝えられた行動でした。また要請行動に来ている他の団体にも出会うなど運動の広がりを感じました。

 その後は、また座り込みをしたり街頭でチラシを配ったりしながら夕方からの集会に合流しましたが、夕方になるとたくさんの方が続々と国会前の歩道に集まってきました。若い方もたくさん来ました。3万人の熱気を感じながら、気温も高く、暑かった東京を後にしました。