義父の生命力 | ぐるぐるの日記

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人生後半はがんと共存 ー子宮頸癌闘病記ー

2012年12月21日(金) 晴れ


義父は、6~7年前から糖尿病を患っていて


入退院を繰り返している。


実際には、もっと前から発病していたと


思われるが、医者嫌いなため放置。


死にそうになるまで仕事をしていた。


で、死にそうになってやっと病院に行く。


すでに危篤状態。


緊急で透析を行い、一命を取りとめた。


医者もびっくりの回復力で、


在宅療養できるまで回復した。


その後、週3日の通院透析、


福祉サービスを利用しながら生活していた。


が、何度か体調を崩し、そのたび『危篤』となる。


そして、医者もびっくりの復活・・


を繰り返している。


今回は、今年の夏に体調を崩し入院。


医者から「もって一週間」と宣告される。


が、またしても暴言を吐くほどまで回復し、


療養型に転院させられた。


先日も「急変しました」と連絡を受けた。


「いよいよか…」と面会に行く。


私からは、いつもの義父にしか見えなかった。


その数日後、うちの長男が面会に行った。


「じいちゃん!」と声をかけたら、


「俺をひっくり返してくれ!!」


と言われたらしい。


「無理だよ」と言うと


「ひっくり返してくれ~~~!!!」


大騒ぎになったらしいあせる


一度退室し、外でオヤジ(ダンナ)に電話する。


「おじいちゃんがひっくり返してくれと言っている」


「なんだ?また始まったか・・今日は行くの止める」


(この時、ダンナは私の病室にいました)


電話を切り、じいちゃんの病室に戻ろうと


階段を登りはじめた時


「お~~~い!!


 ひっくり返してくれ~~~!!!」


と、じいちゃんの雄叫びが聞こえた。


長男は、階段を登るのをやめ病院を出た。


私はダンナに言った。


「今年も年賀状出せるよ…」