だいぶ、ずっと、間が空いてしまった

あのあと6月11日から白鳥は🦢は突然居なくなった

もしかして保護されたのかと思って保護センターに聞いたけど来てないらしい

行政に聞いたら、地元の人から白鳥をなんとかしてほしいと言われて、また、6月10日に追い込み(何度目だろう3回目?くらい)に行ったけど捕まえられなかった保護できなかったとの事

飛べないから同じエリア内にしかいられなかったのになぜ突然いなくなったか?

でも遠くへは飛べないはず


田んぼにいる人を見つけては声を掛けて白鳥🦢知りませんかと聞いて回ったけど皆さん口を揃えて知らなーいという

たった1羽の傷ついた飛べない鳥がそんなに誰かの迷惑になるのだろうか

行政に苦情の電話が行って

(保護のためではあるが)度々追い込まれて

恐怖を感じ他の動物に狩られるかも

知れない恐怖に怯え

寝るも休むも、一時たりとも緊張で気を抜けず

どれだけの不安の中あの場所に留まり続けたのか


私が最後に見たときの🦢は

最初の頃に比べるとだいぶ痩せてしまっていた

1人の村人が言った

白鳥が歩いたあとは稲が潰れて大変だと

だけど

秋になり実った稲穂はそんな形跡もなく

びっしりと隙間なく成長している

白鳥が歩いた跡は稲が潰れて実らないと嘆いた

村人の心配は取り越し苦労だったと思う

たった一羽の🦢がここの村人にどれだけの迷惑をかけたのか?どこに移動しても迷惑だ害獣だ殺してくれと邪魔にされ行政がなんどトライしても捕まえられなかった白鳥は一体どこへ行った?

飛べない🦢はどこへ?

白鳥🦢だって

好きで

こんな心の狭い村人のいる地域に居るわけじゃない

飛べないから仕方なくここに居るしかなかっただけではなかろうか


何かの理由でロシアに帰れなかった白鳥は

地域全体で見守ってあげましょうって言う

地域もあるのだよ

それに比べてここの村人の心の狭い事

自分たちの米や豆を守るためなら

苦しんでる動物の命なんてどーでもいいと言う

そんな自分の生活しか考えてない大人の姿を

自分の孫に見せられるのか?

たとえ小さな命でも

その犠牲の上に成り立つ村人の

幸せなんてあっていいわけない

そんなヤツらもいるってはなしよ


今2023年5月、今年度の白鳥は一羽も

残らず帰って行ったようだ


去年6月、飛べない白鳥が突然いなくなってから

一年が経とうとしている

私は最後に白鳥が居た

あの田んぼ道を今日も通勤する

そして、心の狭い村人達に

あの白鳥を知りませんか?って

聞いて回る

この村の誰かがきっと白鳥が

いなくなる前の最後の姿を見ているはずだから

そして、

なぜいなくなったか知っているはずだから