柔と耕作(松田)の新婚日記 15日目 (午後編第2部)
文書量(文字数)が膨大な為、一日を10分割で表記しています。
耕作の車の中では2人が今後の事を話していた。
柔「練習、終わっちゃったね~。」
耕作「お疲れ様だったね、明日は帰るから午後の練習は無いけど朝はするんだよね?」
柔「うん、そのつもり。」
柔「ね~、あなた?」
耕作「どうかしたの?」
柔「明日、帰ってから道場で練習しても良いかな?」
耕作「晩御飯前?それとも寝る前?」
柔「寝る前なら、あなたとの運動の方が良いな~。」
耕作「これこれ、またそう言う事を~。」
柔「うふふ、冗談よ~、ご飯前に軽めにだけど、しても良いよね?」
耕作「良いけど、移動で疲れてそうなら止めるんだよ?」
柔「うん、その辺りはちゃんと考えてるから。」
耕作「しかし、君ってほんとに体を動かしてないと落ち着かないみたいだね。」
柔「そうだね~、前世は鮫だったのかもね~。」
耕作「何で鮫なの?」
柔「鮫って動いてないと死んじゃうのが居るって何かで聞いたからかな?」
耕作「そうなのか、俺も何かで見た気はするな~。」
耕作「まあ、それはさて置いて、動き難くなくなった時の事を考えておかないといけないね。」
柔「動き難くなるのって臨月間近位からだと思うけど?」
耕作「臨月って何ヶ月位の事を言うの?」
柔「あたしも良く知らないんだけど9ヶ月以降の事なんじゃないかな?」
耕作「その時ってお腹が大きくなってるんだよね?」
柔「そうね~、生まれる前の赤ちゃんが居るんだから、大きくなってると思うよ。」
耕作「う~ん。」
柔「どうしたの?」
耕作「いや、君のお腹が大きくなってるのが想像つかなくて。」
柔「それは仕方ないよ、あなたもあたしも初めての事なんだから。」
柔「あたしも自分のお腹が大きくなってるとこなんて想像出来ないよ?」
柔「富士子さんで知ってるから、こんなになるのかなって言う位かな?」
耕作「そうだよな~、俺もそんな感じかも。」
柔「さっき、あなたが動き難くなるって言ってたけど、温水プールでの運動は出来るよ。」
耕作「あ~、前にそう言ってたね。」
耕作「じゃあ、その時になって考えれば良いのか。」
柔「そう言う事になるのかな~。」
耕作「・・・。」
柔「はい、そこまでね。」
耕作「まだ、何も言って無いけど?」
柔「また、『来てるの』って言おうとしてたでしょう?」
耕作「どうして分かったの?」
柔「ふふふ、あたしの第六感を甘く見て貰っちゃ困りますね~、耕作君。」
耕作「第六感なんだ。」
柔「え~、のってくれないの~。」
耕作「いや、単に驚いてて言葉が出なかった。」
柔「安心して?まだ兆しすら無いから。」
耕作「そうなんだ、ありがとね。」
柔「郵便局ってあそこで良いの?」
耕作「あ~、そうだった、危なかった~。」
柔「一緒に行った方が良いかな?」
耕作「いや、俺だけ行ってくるから。」
耕作が郵便局の駐車場に止めると佐藤も駐車場に止めた。
柔「あなた~?感謝の気持ちが欲しいな~。」
耕作「皆が見てるかもしれないよ?」
柔「気にしないも~ん。」
耕作「もう~、しょうがないな~、分かったよ。」
耕作は柔に軽めのキスをした。
柔「えへへ、ありがとう~。」
耕作「じゃあ、行ってくる。」
柔「うん、早くね~。」
柔「って、手ぶらで行くの?」
耕作「おっと、忘れるとこだった。」
柔「また、お礼を貰わないとね~。」
耕作「分かってるって、じゃあ、行ってくる。」
柔「いってらっしゃ~い。」
耕作は車を降りると郵便局に入って行った。
暫くすると耕作が郵便局から出て来て戻ってきた。
耕作が車に乗ってきて車を出そうとした時、柔が話し掛けた。
柔「お礼は?」
耕作「今なの?」
柔「良いじゃな~い。」
耕作「ほんとにしょうがない子だね~。」
耕作は柔に軽くキスをした。
耕作「じゃあ、戻ろうか。」
柔「は~い。」
耕作が実家に向けて車を出すと佐藤も後を付いてくる様に車を動かした。
実家に向かう耕作の車の中では2人の雑談が続いていた。
耕作「さっきの絶対佐藤達に見られてると思うよ?」
柔「気にしてないも~ん。」
耕作「まさか・・、わざと見せようとしてたの?」
柔「ふふふ、気付かれてしまったか。」
耕作「何でなの?」
柔「それは秘密です・・。」
耕作「え~、教えてくれても・・。」
柔「と言うのは嘘で、キョンキョンには申し訳無いけどあの4人への誘い水のつもりなの。」
耕作「あの4人にキスさせようと企んでるのかな?」
柔「やだな~、企むだなんて~、結婚を前提にしてるならキス位しても良いんじゃない?」
耕作「まあ、そうだよね、俺達もしたから。」
柔「問題は~、あの4人がそれに気付くかかな~。」
耕作「う~ん、佐藤も三浦も真面目だからな~。」
柔「という事はですよ?耕作さん?」
耕作「どうしたの?また懐かしい呼び方して。」
柔「舞さんと美咲さんにさせる様にしないと無理って事ですよね?」
耕作「確かに、そうしないと男性陣からはしないと思う。」
耕作「でも、今日告白して付き合いが始まったばかりだから、そこまで急がなくても
良いんじゃないの?」
柔「それもそうね、じゃあ、今日は良いか。」
柔「キョンキョン達も明後日の午前中までは居る訳だから、それまでに何とか。」
耕作「お互いの気持ち次第だから、任せても良いんじゃないかな?」
柔「あなたの言う通りだね、余りお節介過ぎてもいけないからこれ以上は止めておくね。」
耕作「納得してくれて、ありがとね。」
耕作「さあ、到着しましたよ、お姫様?」
柔「うふふ、ありがとう~。」
耕作が車を駐車場に止めると佐藤も車を駐車場に入れて止めて、
全員が車を降りて玄関から中に入った。
柔「皆、お疲れ様でした。」
キョンキョン、舞、美咲「お疲れ様でした。」
佐藤、三浦「お疲れ様でした。」
柔「まだ時間が有るけど、どうする?」
キョンキョン「また食堂で時間を潰しましょうか?」
柔「あたしはそれで良いけど他の皆は?」
舞「私もそれで良いです。」
美咲「私も構いませんよ。」
佐藤「俺もそれで良いです。」
三浦「俺もかな?」
柔「じゃあ、食堂に行きますか。」
7人は食堂へ向かった。
食堂に着くと耕作と三浦、佐藤が食卓を前にして向い合って座った。
柔「少々お待ち下さい、今からコーヒーをお入れしますので。」
柔「キョンキョン達も手伝ってね~。」
キョンキョン「はい、良いですよ。」
舞「分かりました~。」
美咲「構いませんよ。」
4人は厨房に入るとポットを2つ、カップを6つ、コーヒーと砂糖を各々持って食堂へ行った。
柔達はコーヒーを淹れると佐藤には舞が三浦には美咲がコーヒーを渡した。
柔「じゃあ、ペアになって座ってね~、あ、キョンキョンは主人の隣でね?」
美咲「分かりました~。」
舞「は~い。」
キョンキョン「良いんですか?松田さんの隣で。」
柔「良いのよ~、気にしないで~。」
キョンキョン「分かりました。」
皆はそれぞれの場所に座った。
柔「それでは皆さん長い時間お疲れ様でした。」
柔「どうぞ、コーヒーを飲んで寛いで下さい。」
6人「いただきます。」
耕作「柔?」
柔「な~に~?あなた~。」
耕作「玉緒さんにそっくりだったよ?今の。」
柔「そうだった?」
耕作「うん、玉緒さんが居る気がした。」
舞「しかし、柔さんには敵わないな~。」
美咲「うん、私も今そう感じました。」
キョンキョン「さすがに主婦の先輩だと思いましたよ。」
佐藤「柔さんって何でも熟せるんですね。」
三浦「そうだな~、さすがは主婦だって思ったよ。」
舞「そうでしょう?」
美咲「柔さんは私の理想像ですよ。」
舞「だよね~、私もそう思ってますよ~。」
キョンキョン「そうですね、柔さんの様になりたいです。」
柔「もう~、そんなに言われると恥ずかしいよ?」
佐藤「しかも、柔さんは人をその気させるのも上手いですね。」
舞「私もそれは思いました。」
三浦「確かに、俺も柔道の顧問として自立出来るまでにして貰ったし。」
美咲「そうだったんですね、やっぱり柔さんは凄いですよ。」
キョンキョン「短大時代はそこまで思って無かったですけど。」
キョンキョン「今の柔さんって凄く不思議な魅力を感じますね。」
柔「もう~、皆、あたしの事は良いから~。」
柔「あ、そうそう、明日5人でどこかに行くんでしょう?」
佐藤「あ、はい、そのつもりなんですけど。」
柔「場所はあたしはこの辺りは不案内だから良いけど、時間とかはどうするの?」
柔「先生は8時から練習でしょう?」
三浦「そうですね、俺が抜ける訳には行かないから練習が終わってになるかな?」
佐藤「練習って何時に終わるんだ?」
三浦「日曜だからと言って時間を延ばしたりはしないから、10時位には終わるよ。」
佐藤「そうか、10時に終わるとすると、早くて11時からかな?」
キョンキョン「11時から出掛けるとお昼ご飯はここでは無理ですね。」
耕作「それはお袋に話しておくから大丈夫だよ。」
柔「じゃあ、5人でどこかに食べに行ってから、案内したい場所に行っても良いんじゃない?」
佐藤「俺はそれで良いけど、舞さんはどうします?」
舞「私もそれで良いですよ。」
三浦「美咲さんと今日子さんはどうされますか?」
美咲「私もそれで構いません。」
キョンキョン「私は皆がそれで良いなら構いませんよ。」
柔「じゃあ、決まりかな?今日みたいに早めに食べても良いしね。」
キョンキョン「そうですね、食事時は避けた方が良いかも。」
佐藤「分かりました、それでどこか当たってみます。」
耕作「案内する場所とか決めてるのか?」
佐藤「そうだな~、俺のお薦めは久保田城かな?」
三浦「なるほど、あそこなら良いかも知れないな。」
美咲「お城って言うのは分かりますけど、どう言った感じなんですか?」
三浦「小さな城なんですけど、上が展望出来る様になってて市内が見渡せますよ。」
美咲「それは良いかも知れないですね。」
舞「展望も出来るなら良いですね。」
キョンキョン「確か、佐竹氏の居城だった所ですよね?」
耕作「キョンキョン、良く知ってるね、俺も最近知ったって言うのに。」
キョンキョン「少し歴史に興味が有った物ですから、ここに来る前に調べたんです。」
舞「さすが、今日子先輩ですね、事前に調べるとか。」
美咲「そうだね、行く場所の歴史を調べるとか普通はしないですよね。」
柔「佐竹さんって誰なの?」
耕作「君には後で教えるから。」
柔「ほんと?教えてね~。」
キョンキョン「うふふ、柔さんは柔道一筋ですからね。」
柔「まあ、そうなんだけどね~、歴史は柔道の位しか知らないし。」
佐藤「松田?明日は何時発の飛行機なんだ?」
耕作「確か15時だったと思うけど、柔?その時間だよね?」
柔「うん、そうだよ、15時発だから13時半に空港に行く様にしてるよ。」
耕作「佐藤?それがどうかしたのか?」
佐藤「いや、久保田城に行った後に全員で見送りに行こうかと思っただけなんだ。」
舞「それ良いですね~、行きましょうよ~。」
美咲「そうですね、見送りに行きましょう。」
三浦「俺にとっては師匠も同然の柔さんを見送らない訳にはいかないから行きますよ。」
キョンキョン「私も見送りに行きたいです。」
佐藤「皆がそれで良いなら見送りに行く様にしようかな。」
柔「分かった~、じゃあ、待ってるね~。」
柔「あ、そうだった。」
耕作「急にどうしたの?」
柔「キョンキョン、舞さん、美咲さん、洗濯物取り込んでおかないと。」
キョンキョン「あ、そうでしたね。」
キョンキョン「舞?美咲?2人の分は私が取り込んでくるから、ここに居て良いよ。」
舞「今日子先輩、それは悪いです。」
美咲「先輩、私も行きますよ?」
キョンキョン「未来の旦那様を放っておいたらいけませんよ。」
キョンキョン「遠慮しなくて良いからここに居てね。」
柔「キョンキョンの言う通りだよ、2人は佐藤さんと先生のお相手をしててね。」
柔「あ、ついでに、主人の相手もお願いね。」
舞、美咲「分かりました、先輩すみません、お願いします。」
耕作「俺はついでなの?」
柔「あ~、ごめんなさ~い、ついうっかりそう言っちゃっただけだから。」
耕作「まあ、良いけど。」
柔「あなた?舞さん達の事お願いね。」
耕作「分かった、いってらっしゃい。」
柔「じゃあ、取り込んでくるから。」
キョンキョン「佐藤さん、三浦さん、2人の事、よろしくお願いします。」
佐藤「はい、分かりました、いってらっしゃい。」
三浦「承知しました、いってらっしゃい。」
柔とキョンキョンは洗濯物を取り込みに洗濯場へ向かった。
耕作「柔、最近、ついうっかりが多いな~、大丈夫なのか?」
舞「そうなんですか?」
美咲「やっぱり、柔さんの事を気に掛けてらっしゃるんですね。」
耕作「まあ、俺との会話でのうっかりだから実害は無いんだけどね。」
佐藤「柔道をしてる時はあれだけしっかりしてるのに。」
三浦「そうだな、柔道の時は隙が無い位しっかりしてるよ。」
耕作「柔は柔道を始める直前に集中する癖みたいなものが付いてるからかもな。」
舞「確かに、柔道を始める時は柔さんの表情が変わってますね。」
美咲「だよね、私達とお話してる時と柔道を教えに向かう時の表情がかなり違ってました。」
佐藤「舞さんもしっかりと柔さんの事を見てるんですね。」
舞「はい、柔さんの練習姿は今回初めて見たので見逃さない様にしてたんです。」
三浦「美咲さんも舞さんと同じく良く見てますね。」
美咲「私も舞と一緒で見逃さない様にしてました。」
耕作「柔も幸せ者だな、これだけ熱心に見てくれる人が居るんだから。」
美咲「いえ、私こそ柔さんとお会いしただけじゃなくて、練習も見る事が出来て、
こうして親しくお話させて頂けましたから、凄く幸せなんです。」
舞「私も美咲と同じく柔さんとこうしてるだけで凄く幸せに思ってますので。」
耕作「2人がそう言ってくれて俺も嬉しく思うよ。」
耕作「でも、これからはお互いのパートナーをそう言う目で見てあげて欲しいかな。」
美咲「はい、それは勿論そうするつもりです。」
舞「私も美咲と同じく、そうしていくつもりですから。」
佐藤「これからは松田と柔さんに頭が上がらないな~。」
三浦「そうだな、ここまで俺達4人に気を遣ってくれてるし。」
耕作「まあ、この先何か有ったら他の人にそう言う気を遣ってあげて欲しいよ。」
耕作「俺達も他の人からこういう感じで気を遣われたから、今それが出来てると思うんだ。」
佐藤「なるほど、お返しをするんじゃなく、他の人にって事なんだ。」
三浦「とすると、俺は現在とこれから先の生徒にそう言う気を遣わないといけないか。」
耕作「勿論、その時は1人じゃなくて2人でそうしないといけないと思うよ。」
三浦「そうだよな、美咲さん、これからもよろしくお願いします。」
美咲「はい、私の方こそお願いします。」
佐藤「舞さん、今後ともよろしくお願いします。」
舞「はい、私もお願いします。」
柔とキョンキョンが戻ってきた。
耕作「お帰り、遅かったね。」
柔「ただいま~。」
キョンキョン「いえ、柔さんにこの紙袋を頂いていたので遅くなりました。」
キョンキョンは耕作達に3つの紙袋を見せた。
耕作「なるほど、さすがだね、そこまで気を遣ってたんだ。」
柔「ここを通らないとキョンキョン達のお部屋に行けないでしょう?」
柔「さすがに殿方には見せられませんから、特に佐藤さんと先生にはね。」
舞「柔さん、ありがとうございます。」
美咲「柔さん、感謝します。」
柔「一緒になるまではだけどね?」
舞「あ、そう仰ってましたね。」
美咲「確かに、お聞きしました。」
キョンキョン「じゃあ、お部屋に置いてきます。」
舞「今日子先輩、すみません、おねがいします。」
美咲「先輩、申し訳ありません、お願いします。」
キョンキョン「気にしないで良いのよ。」
キョンキョンは自分達の部屋に洗濯物を持って行った。
佐藤「見せられない洗濯物・・。」
舞「あ~、佐藤さん、それ以上は詮索しないで下さ~い。」
佐藤「あ、すみません。」
美咲「三浦さんも想像とかしちゃ駄目ですよ?」
三浦「はい、してませんから安心して下さい。」
柔「一緒に生活を始めるまでは、気に掛けない様にお願いしますね~。」
耕作「君はかなり強引に見せてたけどね?」
柔「だって~、あそこしか干す所無かったじゃない?仕方ないよ~。」
耕作「分かってるよ、冗談だって。」
柔「あ~、やり返された~。」
舞、美咲「うふふ。」
佐藤、三浦「ははは。」
キョンキョンが部屋から戻ってきた。
柔「お帰り~。」
キョンキョン「ただいま戻りました。」
キョンキョン「舞?美咲?鞄の中に入れておいたから。」
美咲「先輩、ありがとうございます。」
舞「先輩、すみませんでした。」
柔「皆?コーヒーは?」
佐藤「あ、すみません、お願いします。」
三浦「お願いします。」
舞「私が淹れますよ、柔さんと先輩は座ってて下さい。」
美咲「私も淹れますから。」
柔「じゃあ、お願いしようかな、キョンキョン、座ろう?」
キョンキョン「舞、美咲、すみませんね。」
キョンキョンと柔は耕作の両隣りに座った。
舞と美咲は立ち上がってコーヒーを6杯入れて皆に渡すと、それぞれの場所に座った。
佐藤「舞さん、ありがとう~。」
三浦「美咲さん、ありがとう。」
耕作「2人ともすまないね。」
キョンキョン「2人とも早速柔さんを見習ってるのね。」
舞「はい、勿論ですよ~。」
美咲「出来る事はしないといけませんしね。」
柔「花嫁修業は地道な所から始めないとね~。」
舞「もう~、柔さんったら~。」
美咲「確かに、そうですよね。」
耕作「君は早くから始めてたじゃない?」
柔「まあ、そうなんだけど、最初からそう思ってしてた訳じゃ無いよ?」
耕作「勿論、それは分かってるけどさ。」
舞「そう言えば、柔さんって小さい頃から家事全般されてたんですよね?」
美咲「旦那様がそう仰ってましたね。」
柔「あ~、あなた?言ったの?」
耕作「言ったけど、理由は言って無いよ。」
柔「そうなんだ、それなら良いか。」
柔「えっとね、とある事情としか言えないけど、そのせいで、あたしが家事全般やってたの。」
舞「幾つ位からされてたんですか?」
柔「そうね~、お洗濯とお掃除は物心付いた頃かな?」
柔「お料理は刃物を持たせても大丈夫な年齢だったと思うよ。」
美咲「もしかして、小学生の頃とかからですか?」
柔「うん、そうだったと思う。」
舞「これは年季が違うな~、私も頑張らないと。」
美咲「そうだね、私も頑張ります。」
キョンキョン「私も今よりももっと頑張ろう。」
三浦「そう言えば、柔さんはコーヒーはお嫌いなんですか?」
佐藤「さっきも飲んで無かったですよね?」
耕作「どうする?俺が説明しようか?」
柔「うん、お願~い。」
耕作「柔が言うには、妊娠するとカフェインとかアルコールは摂取しない方が良いんだそうだ。」
三浦「え?柔さん、懐妊されてるんですか?」
キョンキョン「うふふ、私達と同じ反応ですね。」
美咲「まだですよ、でも先の事を考えて飲まない様にしてるそうです。」
舞「私達も柔さんから、そういう話は伺ってるんです。」
佐藤「なるほど、そう言う事なんですね。」
佐藤「それにしても、柔さんも松田もお互いに何かする時は事前に確認してるって良いですね。」
三浦「そうだよな~、そうすればお互いの食い違いとか無くなりそうだ。」
佐藤「あ~、そうだったのか、だから舞さんはそう言う感じで話してたんですね。」
三浦「そう言えば、美咲さんもそう言う事を話してましたね。」
舞「そうなんです、ここに来てずっと御2人の事を見てきましたから。」
美咲「私も舞と同じなんです。」
柔「あたし達が今まで行ってきた事、お話してきた事を実際に見せてただけなんですけどね。」
柔「2人とも事細かに色々なお話をされたんじゃないですか?」
佐藤「はい、舞さんには失礼とは思いますけど。」
佐藤「こんなにお若いのにそう言う事まで話すのかって思いました。」
三浦「俺も美咲さんの話でそう思った、あ、美咲さん、すみません。」
美咲「三浦さん、お気になさらずに。」
美咲「柔さんが私達にお話してくれた事や見せて下さった事は見習おうと思ったんです。」
舞「私も美咲と一緒で柔さんの行動や会話での良い所は見習おうと思いました。」
三浦「そうなんですね、という事は、俺は松田を見習えば良いのかな?」
佐藤「それ、俺がさっき同じ事を言ったよ。」
キョンキョン、舞、美咲「うふふ。」
柔、耕作「ふふふ。」
耕作「俺を見習うんじゃなくて、お互いを気遣う事だけ心掛けてくれれば良いから。」
耕作「佐藤も三浦も自分の良さを大事にすれば良いと思うよ。」
耕作「舞さんも美咲さんもそう言う所が良くて2人と一緒になりたいって思ったんだから。」
舞「そうです、今のままで居て欲しいと思ってます。」
美咲「私も三浦さんは今のままの方が好きですから。」
柔「おぉ~っと、美咲さん、ついに好き発言が飛び出しましたね~。」
美咲「あ、でも、今の私の素直な気持ちですから気になりませんよ。」
舞「私も佐藤さんの事好きです、今のままで居て下さい。」
佐藤「舞さん、俺も君の事が好きだよ。」
三浦「美咲さん、俺も素直に言うよ、君の事が好きだ。」
柔「あらら、好きを言い合う会になってしまった。」
耕作「良いんじゃないの?君も俺もそう言ってたんだし。」
柔「あたしもそう思うよ、批判的に言ったんじゃないから。」
耕作「それは分かってるよ、場を和ませようとしてるんだって。」
柔「まあ、そうなんだけどね。」
キョンキョン「私も今度のお話の時に素直にならないといけないな~。」
柔「キョンキョンなら大丈夫、今のままでも十分に素直だから。」
キョンキョン「柔さん、ありがとう、そう言って貰うと自信が出てきました。」
キョンキョン「そう言えば、柔道の時も今みたいに諭されて自信が出たんですよね。」
柔「そんな事も有ったよね~。」